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多彩なセットプレーが結実…先制ヘッドの大宮DF河本「狙いどおりにマークを外せた」

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先制ゴールを叩き込んだ大宮アルディージャDF河本裕之

[10.21 J2第38節 横浜FC1-1大宮 ニッパツ]

 多彩なパターンのセットプレーが得点に結びついた。大宮アルディージャは後半7分、FW大前元紀の左CKにDF河本裕之がヘディングで合わせて先制点を獲得。同31分の失点で引き分けに持ち込まれ、選手からは「もったいない」という言葉が相次いだが、たしかな武器は厳しい昇格争いに効果を発揮しそうだ。

「1年間とおしてコーチ陣が考えてくれていて、結果が出ている」。攻撃参加に定評のある河本が手応えを口にしたように、この日の大宮はバリエーション豊富なセットプレーを披露。3人目の動きを使ったトリックプレーや、インスイングで直接狙うCK、マイナス方向のニアサイドに蹴り込むプレーなど、相手ゴールを襲う場面が多く続いた。

 そんな試みが結実したのは後半7分。「今日は先に(ボールに)触れていたし、マークは外せると思っていた。狙いどおりに外せたので良かった」(河本)。前半にも絶好のヘディングシュートがGK南雄太のビッグセーブに阻まれていた背番号3だったが、今度はしっかりとファーサイドに流し込んだ。

 だが、勝ち点で並ぶ相手との「勝ち点3を取らないといけない試合」は引き分けという幕切れ。残り4試合での自動昇格圏との勝ち点差は最少『5』に開いた。「まずは自分たちが結果を出さないと上には行けない」とチームの成績だけに照準を合わせる河本は「残り全部勝てるようにやるだけ」と誓っていた。

(取材・文 竹内達也)
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