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バイエルン会長の批判にベルナトが見せる“大人の対応”…「感謝の気持ちを大切にする」

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パリSGのDFフアン・ベルナト

 バイエルンは20日に行われたブンデスリーガ第8節でボルフスブルクを3-1で下し、ついに公式戦4試合勝ちなし、リーグ戦2連敗の流れに終止符を打った。だが、ドイツ国内ではクラブのフロントがその前日に臨んだ記者会見の話題でもちきりのままだ。

 会見の冒頭ではカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)は、ドイツ基本法に記される「人間の尊厳の尊重」を引き合いに出し、国内メディア一部によるバイエルンや選手たちに関する「敬意を欠く、見当違いな報道」を批判。今後は「そのような報道を許さない」と法的処置を講じる構えを取る可能性を示唆した。

 同席したウリ・ヘーネス会長も「我々はひどくリスペクトに欠いた報道を受け入れ続けるつもりはない」とメディアによる選手個人に対する過剰な攻撃を非難し、「選手たちを守る」姿勢を強調。しかし、その一方で今夏にパリSGに移籍したDFフアン・ベルナトについて「昨季のセビージャ戦では彼のせいで敗退しそうになった。そのときに売り払うことを決めた」と明かすと、「彼はクソのようなプレーをした」とも“元選手”には容赦ない言葉を向けている。

 ドイツ誌『キッカー』によれば、ベルナトは古巣の会長の発言について次のように返した。

「それは聞いたけど、特に話すことはないよ。子供の頃から感謝の気持ちを大切にするように教えられているからね。4年間過ごせたバイエルンやサポーターたちをいつまでもありがたく思う。バイエルンの成功、そして幸運を祈る。バイエルンで過ごした年月にはたくさんの良い思い出が詰まっている」

 なおルンメニゲCEOは22日、ドイツ紙『ビルト』で、ヘーネス会長の発言について「ウリは少なくともあの一言に関しては不適切な言葉を選んだことを理解しているだろう」とコメント。選手による対応については「とても落ち着いた対応を見せたフアン・ベルナトの言葉には感心する」とも話している。

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