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スカウティング条件に“高身長”?バルサの哲学を壊しているのはGMか

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バルセロナの哲学が崩壊?

 かつて栄華を誇ったポゼッションに重きを置くプレーコンセプトを捨て始めているのではないかと指摘されるバルセロナだが、そこにはペップ・セグラGM(ゼネラルマネージャー)による方針も関わっているのかもしれない。スペイン『アス』が報じている。

 2017年6月にバルセロナのGM職に就いたセグラ氏は、バルセロナの哲学を捨て去ることを望んでいる、フィジカル重視のフットボールを好んでいるとの噂をこれまで何度も否定してきた。だが『アス』によれば、セグラ氏は下部組織に加える選手たちを探すスカウトに対し、条件の一つとして高身長の選手であることを挙げているという。実際的に、バルセロナが獲得を狙っているとされるパリSGのMFアドリアン・ラビオアヤックスMFフレンキー・デ・ヨング、同DFマタイス・デ・リフトは、全員が180センチを超えている。

『アス』曰く、セグラGMの方針や振る舞いに対しては、バルセロナ内部でも不満の声が挙がっている模様。今夏にMFシャビ・エルナンデスなどの才能を磨き上げたバルセロナの名コーチ、ジョアン・ビラ氏との契約を打ち切ったセグラGMだが、ビラ氏が提唱した「プレシオン(プレッシング)」「ポセシオン(ポゼッション)」「ポシシオン(ポジション)」の三つのPからなるプレーコンセプトを、実際にはないがしろにしているにもかかわらず、さも自分が発案したコンセプトであるかのようにその重要性について説いているという。

『アス』によると、セグラ氏に不満を持つバルセロナの関係者たちは「彼には四つ目のPがある。『ペロタッソ(ロングボール)』だ」との皮肉すら漏らしているとのこと。その人物たちが言うには、セグラ氏はラファエル・ベニテス監督やジョゼ・モウリーニョ監督などバルセロナの哲学とは正反対のプレーコンセプトを信条とする指揮官たちを好んでいるようだ。

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