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ACL前日会見に臨んだ鹿島、ドロー以上で初の決勝進出も「勝ちにこだわっていく」

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ACL準決勝第2戦を翌日に控え、公式会見に臨んだ鹿島アントラーズの大岩剛監督とDF安西幸輝

 鹿島アントラーズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦・水原三星戦を翌日に控える23日、試合が行われる韓国・水原ワールドカップ競技場で公式会見を行った。クラブを代表して大岩剛監督とDF安西幸輝が登壇。引き分け以上で勝ち抜けが決まる状況だが、「勝ちにこだわってやっていく」(安西)と決意を述べた。

 ホームのカシマスタジアムで今月3日に行われた第1戦では、序盤の6分間に2失点を喫する苦しい展開となったが、着実に加点した末、後半アディショナルタイムのDF内田篤人の決勝ゴールで3-2の勝利。1点のリードを確保した状況で敵地決戦に臨む。

 2人がそろって意識していたのは第1戦の試合の入り方への反省。「2点を先行された立ち上がりには注意をしないといけない。受けるのではなく、自分たちからアクションを起こしていく」(大岩監督)、「立ち上がりからアグレッシブに来るチームなので、入り方を間違えないようにしないといけないし、それ以上の集中力で臨みたい」(安西)と守りに入る気持ちはない。

 大岩監督が「選手自身が前向きな姿勢でいてくれていることが重要で、それがいい準備につながっている」と述べたように、チームのコンディションは良好の模様。指揮官は「そういったところを明日のピッチで表現したい」と意気込み、安西は「セットプレーがうちも強みだけど相手も強みなので、そこが一つのカギになると思う」と展望を述べた。

 国内では数多くのタイトルを獲得してきた鹿島だが、これまでアジアの頂点に立ったことはなく、悲願の優勝を目指してこの大会に臨んでいる。だが、大岩監督は「上を見ることなく、ファイナルに進むことしか考えていない。明日の90分に全精力を注ぐべく準備して行きたい」と強調。安西は「勝てば無条件で決勝に行けるので、先に失点しようが得点しようが、変わらず勝ちにこだわってやっていく」と強気な姿勢を示した。

(取材・文 竹内達也)
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