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レアルはチェコ王者に辛勝…負傷者出すなどクラシコに不安残す結果に

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レアルがホームでビクトリア・プルゼニを下した

[10.23 欧州CLグループリーグ第3節 R・マドリー2-1ビクトリア・プルゼニ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第3節が23日に開催された。G組では3連覇中の王者レアル・マドリー(スペイン)がホームでビクトリア・プルゼニ(チェコ)と対戦し、2-1で勝利。2勝1敗の勝ち点6とし、グループ2位に浮上した。第4節は11月7日に行われ、両チームはビクトリア・プルゼニの本拠地で再び顔を合わせる。

 公式戦で3連敗を含む5試合勝ちなし(1分4敗)だったレアル。28日にクラシコを控える中、チェコ王者に苦戦しながらも白星を手にした。

 前半5分にMFトニ・クロースの右CKからDFセルヒオ・ラモスが放ったヘディングシュートは左ポストを直撃。すると同11分、右サイドバックで先発したFWルーカス・バスケスの頭上を越えたロングパスにビクトリア・プルゼニのMFミラン・ペトルジェラが走り込み、フリーでPA内左に進入する。しかし、右足のシュートはGKケイラー・ナバスに阻まれ、2度目のシュートは左のサイドネットに当たった。

 レアルはこのピンチの直後に先制する。右サイドに開いたバスケスがMFイスコからパスを受け、右足でストレート性のクロスを供給。ファーのFWカリム・ベンゼマが相手DFに競り勝ち、頭でゴール左に押し込んだ。

 だが、その後も流れに乗り切れず、前半30分に再びバスケスのサイドからピンチを迎える。中央に絞ったバスケスの外側でペトルジェラがサイドチェンジのボールを受けると、追い越してきたDFダビト・リンベルスキーにパス。リンベルスキーはGKナバスの寄せを受けながら右足で浮かせたシュートを打つも、ゴール右に外れた。

 前半33分にはクロースのスルーパスで抜け出したFWガレス・ベイルがネットを揺らしたものの、判定はオフサイド。さらに同36分、相手GKのパスをカットしたイスコがPA内右から右足のチップキックでゴールを狙うが、左ポストの外側を通過した。

 前半44分にはビクトリア・プルゼニのペトルジェラがDFナチョ・フェルナンデスとバスケスの間でドフリーとなり、右クロスに右足で合わせる。しかし、インパクトし切れずにクロスバーの上に外れ、前半はレアルが1点をリードして折り返した。

 ハーフタイム明けも攻めあぐねる展開が続いたレアルは、後半9分にイスコを下げてMFフェデリコ・バルベルデを投入する。すると同10分、DFマルセロの左クロスがクリアされ、そのボールを素早く拾ったバルベルデがPA内左にパス。ベイルが左足のヒールで流し、抜け出したマルセロが左足のループシュートを決めて2-0とした。

 追加点をアシストしたベイルは後半24分、PA手前中央から左足で強烈なシュート。しかし、わずかに枠の左外へそれる。その数秒後にはPA内左へ抜け出すが、またしても決め切れない。立て続けに好機を逸したベイルは後半30分にMFマルコ・アセンシオとの交代でベンチに退いた。

 後半33分、クロースのスルーパスからアセンシオがPA左脇に流れ、左足で柔らかいクロス。ファーでフリーとなったバスケスが頭で合わせるが、ゴール右に外してしまう。決定機を逃したレアルは、直後に1点を返された。

 後半34分、MFパトリク・フロショフスキーがFWアレシュ・チェルマークとのパス交換で中央を破り、右足でコントロールされたシュートをゴール右に決める。レアルとしては守備が緩んだ一瞬の隙を突かれた失点となった。

 2-1で終盤を迎え、レアルは後半43分にベンゼマに代えてFWマリアーノを投入するが、これが裏目に出てしまう。同42分に相手の激しいスライディングで右足を痛めていたマルセロが同44分に倒れ込み、プレー続行不可能に。スタッフに支えられてピッチを退き、すでに交代枠を使い切っていたレアルは残り時間を10人で戦うことになった。

 試合はそのまま2-1でタイムアップ。勝ち点3こそ獲得したレアルだったが、ゲーム内容やマルセロの負傷退場など、28日のクラシコに向けて不安を残す格好となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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