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“神様コース”にV弾突き刺した鹿島FWセルジーニョ「みんなの気持ちが入ったシュートだった」

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セルジーニョが起死回生の一撃

[10.24 ACL準決勝第2戦 水原三星3-3鹿島 水原]

 鹿島アントラーズのFWセルジーニョが起死回生のシュートを叩き込み、チームを初のAFCチャンピオンズリーグ決勝進出へ導いた。

 ホームでの第1戦を3-2で勝利した鹿島。アウェーでの第2戦は前半25分、セルジーニョのFKからDF山本脩斗がヘディングシュートを決めて先制するが、後半に水原三星の怒涛の反撃を受け、一気に3失点を喫し、2試合合計4-5と窮地に追い込まれた。

 しかし、円陣を組んで気持ちを落ち着かせた鹿島は、後半19分にDF西大伍が1点を返すと、続く同37分に右サイドのスローインから最後にセルジーニョが豪快な右足シュートをゴール右上に決め、3-3。2試合合計6-5とし、クラブ史上初の決勝進出を決めた。

 この試合1ゴール1アシスト、4試合連続ゴールでプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたセルジーニョ。試合後のTVインタビューで得点シーンを振り返り、「鈴木(優磨)選手が競りにいって、『こぼれてくれ』という思いで入っていったら、本当にこぼれてきた。トラップがうまくでき、神様コースのシュートを決めることができて、みんなの気持ちが入ったシュートだった」と語り、自画自賛の決勝点となった。

 決勝ではイランのペルセポリスと戦う。「チームメイトのおかげで点を取ることができた。スタッフも最善の努力を尽くしてくれた。これで決勝の舞台に立てる切符を手にしたわけであって、トロフィーを手にするために全員で戦っていきたい」。チームのために戦い続けたブラジル人アタッカーが決勝の舞台でも輝きを放ち、“常勝軍団”鹿島をアジア王者へと導く。

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