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C・ロナウドを称えるアンチェロッティ「彼の唯一の過ちはユーベへ行ったこと」

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カルロ・アンチェロッティ監督がクリスティアーノ・ロナウドについて語る

 ナポリの指揮官カルロ・アンチェロッティが、フランス誌『フランス・フットボール』のインタビューの中で、ナポリやユベントスに所属するFWクリスティアーノ・ロナウド、古巣のパリSGなどについて語った。

 イタリア人の名将アンチェロッティは今シーズン、マウリツィオ・サッリ氏が去ったナポリを新天地に選んだ。リーグ戦では8連覇を狙う首位ユベントスを4ポイント差で追うほか、UEFAチャンピオンズリーグでは、グループCで古巣のパリSGやリバプールと戦っている。指揮官はチームを分析した。

「今のナポリは昔とは違う。(ディエゴ)マラドーナのような選手はいないが、若手を中心としてレベルの高い本物のチームを作り上げている。ナポリは数年前から非常に良いプレーを見せているので、クオリティはある。私はこのチームに少し経験を与えるとともに、パーソナリティを持てるようサポートし、上手く行かないときには勇気を与えたい」

「アンチェロッティ・スタイルというはっきりしたものはないが、選手の特徴に応じて自分の戦術を作っていく。自分の戦術から始まって、選手たちをそのスタイルに合わせようとする監督もいるが、私は選手を見て、自分のスタイルを彼らに合わせる主義だ」

 24日、アンチェロッティは1年半にわたって率いたパリSGと対戦するが、古巣について見解を示した。

「パリSGにイタリアのサッカー文化を植え付けるというような意図は全くなかった。ただプロフェッショナルでクオリティのある高いレベルのサッカー文化をもたらしたかっただけだ。クラブの成長を目の当たりにするのは喜ばしいことだ。パリSGはヨーロッパでも最高峰のクラブの1つであり、CL優勝の可能性もあることは確かだ」

 最後にイタリア人指揮官は、今夏、ユベントスに加入したC・ロナウドについても考えを述べた。

「セリエAにおける大きな象徴となる。イタリアサッカーは長年、スターが競うリーグだった。マラドーナや(ミシェル)プラティニ、ジーコ、(ジネディーヌ)ジダン、(元ブラジル代表の)ロナウドや(アンドリー)シェフチェンコ、カカ、(ズラタン)イブラヒモビッチらがいた。クリスティアーノの登場によりその系譜が復活する。彼は偉大なプロフェッショナルだ。彼の唯一の過ちはユーベへ行ったことだろう(笑)」

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