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まさに鹿島の救世主…途中加入のセルジーニョ、ACL4戦連発も「信頼してくれるおかげ」

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ACLで4戦連続ゴール中の鹿島アントラーズMFセルジーニョ

[10.24 ACL準決勝第2戦 水原三星3-3鹿島 水原]

 シーズン途中に加入し、アジアの舞台で4試合出場4ゴール。鹿島アントラーズにとって史上初のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝に導くゴールを決めたMFセルジーニョは、まさに救世主にふさわしい存在だ。しかし、試合後には「チームメートが信頼してくれることが最大の要因」と同僚に感謝し、謙虚に決勝戦への意気込みを口にした。

 1995年生まれのセルジーニョは今夏、テクニカルディレクターに就任したジーコ氏の誘いで、ブラジルの名門サントスFCから完全移籍で加入。8月28日のACL準々決勝第1戦の天津権健戦で来日初ゴールを記録すると、そこから4試合連発中。この日は後半39分、落ち着いたトラップからゴールに流し込み、合計スコアを6-5とする“決勝弾”の立役者となった。

「全員で決勝に行くという目的を達成できて喜ばしい」。試合をそう振り返ったブラジル出身の23歳は次々にチームメートへの感謝を述べた。「たまたま自分が得点する形になったけど、誰が取っても関係ない。ベンチに入っていた選手も、鹿嶋に残っている人も、チームのために結果を出そうとしてきている。ただ、前の選手なので僕が決めないといけないとは思っていた」。

 4試合連続で得点が取れている要因についても「一番はチームメートが信頼してくれること。そのおかげで落ち着いて、冷静にプレーできている」と謙虚に返答。ペルセポリス(イラン)との決勝戦に向けては「あと2試合でも2点を取って得点王という思いもあるけど、あくまでも自然な状況でそうなればいい。勝たないと意味がないので落ち着いて次の試合に臨みたい」と述べた。

(取材・文 竹内達也)
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