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価値ある追撃ゴールの鹿島DF西大伍、技ありショットは「イメージです」

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チームの追撃を促す2点目を決めた鹿島アントラーズDF西大伍

[10.24 ACL準決勝第2戦 水原三星3-3鹿島 水原]

 信じられないほどの落ち着きでゴールを射抜いた。鹿島アントラーズDF西大伍は後半19分、MFセルジーニョがフリックした浮き球を見事なトラップで収め、PA右から力を抜いたシュートでファーポスト際にピタリ。DF登録の選手とは思えない“技ありショット”だったが、「イメージです」と事も無げに振り返った。

 前半に1点を奪って幸先の良いスタートを切ったものの、後半立ち上がりから3点を取り返される苦しい展開を強いられたこの日の鹿島。「相手が上回っていた。1点目を取られた時に修正すべきだったけど、答えがなかなか見つからなかった」と悔やんだ背番号22は「3点を取られてからようやく前から行けるようになった」とターニングポイントを振り返る。

 すると失点から4分後、自らの右足で試合を動かした。右サイドからのロングフィードが左に流れ、MF安西幸輝が右足クロスをゴール前に供給した場面。「人数がいましたし、点は狙っていました」と意気揚々とPA内に攻め込むと、目の前で起動が変わったボールを見事にトラップ。「あれはトラップが素晴らしかった。バウンドしてないから」と自画自賛した。

 だが、そこからゴールに至るまでのプレーはインスピレーションで決めたようだ。スライディングをしてきた相手について「なんか転んでましたよね」と振り返れば、シュートの場面は「適当です」と返答。「やっぱりゴール前でスライディングしないほうが良いなと思いました」と最後はディフェンダー目線で締めていた。

(取材・文 竹内達也)
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