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[MOM2651]遠野DF畑瀬雅矢(3年)_自分が「決めるんだ」。名門救った執念のAT同点弾

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後半アディショナルタイム、遠野高CB畑瀬雅矢が劇的な同点ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.24 選手権岩手県予選準決勝 盛岡市立高 1-3(延長)遠野高 いわスタA]

 後半アディショナルタイムの同点ゴールから、延長戦の2ゴールによって逆転勝ち。遠野高の長谷川仁監督は「同点のシュートが大きかった。同点のシュートが全て」と土壇場で決めた1点の大きさを強調していた。

 1点ビハインドのまま、3分が掲示された後半アディショナルタイムに突入。その時間も1分が経過していた。だが、諦めない遠野は左サイド後方からPAへボールを入れると、こぼれに反応したFW赤坂輝海(3年)が右足シュート。これはDFにブロックされたが、跳ね返りに反応したCB畑瀬雅矢(3年)が渾身の左足シュートをゴールに突き刺した。

 殊勲の畑瀬は「自分はCBなんですけれども、時間ないから(長谷川)監督も『FWでやれ』と。その思いをしっかり受け止めて『決めるんだ』とずっと闘志を燃やしていました。(シュートは)いいボールがこぼれてきたので、狙ったというか、思い切り打ち切ったという感じです」。とにかく思い切り撃ち抜くことを考え、振り抜いた左足。両手を握りしめて雄叫びを挙げた畑瀬中心に遠野イレブンが喜びを爆発させた。

 GK菊池龍(3年)やCB及川幸毅(3年)、MF菅原佑太(3年)とともに守備の中心人物の一人である畑瀬はこの日、試合を通して左足で好フィードを見せていた。元々右利きだが小学5年生の頃に右足をけがし、磨いてきた武器は今や利き足を上回るほどの精度。その左足で名門を救った。

 次は6連覇の懸かった決勝戦。畑瀬は「まだまだ準決勝。決勝でも自分が決めれたらという貪欲な気持ちで行く。でも、自分はDFなのでまず、DFの仕事をしっかりしようと思っています。後ろから声出して盛り上げて、今日みたいにチーム全員で勝てれば良い」と静かに意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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