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相手FK時には珍ブロック披露も…バルサに屈したインテル「主導権を握られた」

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FWマウロ・イカルディはバルサの強さに驚嘆

 インテルは24日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第3節でバルセロナと対戦。欧州CLで2連勝中だったものの、強敵に0-2で敗れた。

 21日のミラノダービーでは決勝ゴールを挙げ、インテルの公式戦7連勝に寄与していたエースで主将のFWマウロ・イカルディだが、バルセロナの強さには「主導権を握られた」と舌を巻いた。クラブ公式サイトが伝えている。

「今日の違いは、前半だった。前半、僕らはインテルに相応しい方法でプレーしなかった。僕らは多過ぎるスペースを空けてしまい、ボールを相手に与えてしまってもいたよ。これは彼らがゲームの主導権を握ることを意味する。彼らはこの状況を作り出すのが上手いんだ」

 ルチアーノ・スパレッティ監督は試合内容に悔しさを滲ませた。「少し躊躇しながら試合に入った。バルセロナに多過ぎるスペースを残して、彼らのパス回しに苦戦し過ぎた。我々はボール回しのスピードで問題を抱えていたので、全てがより困難を極めた」と唇を噛み、戦術として消極的だったことを明かす。

「毎回ボールを奪取した時、最高の方法でボールポゼッションをしていなかった。特に前半はね。だから秩序とエネルギー消費の面で苦しんだよ。ボールを奪う部分でもっと積極的にプレーすべきだった。カンプ・ノウに来たら、カウンターアタックだけで勝負できない」

 攻守の要であったMFラジャ・ナインゴランがミラノダービーで負傷したものの、選手たちは体を張って守備に奔走。相手のFK時には、MFマルセロ・ブロゾビッチが壁の下にスライディングしてセットプレーを防ぎ切るといった場面もみられた。




 初黒星を喫したものの、インテルは現在B組で2位に位置しており、決勝トーナメント進出の可能性はまだ高い。しかし指揮官は「それは事実だが、高い場所を目指すなら、そのことに多く気にかけてはダメだ。我々は自分たちの潜在能力を引き出せずプレーしたし、ただもっと良いプレーをすることを考える必要がある。次の試合から始めるためにね」と気を引き締めている。

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