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久保が2点に絡んだU-19日本代表、大幅ターンオーバーも鮮やか5発で完封勝利

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日本が3連勝を飾った

[10.25 AFC U-19選手権第3戦 U-19日本代表 5-0 U-19イラク代表]

 U-19日本代表は25日、U-19アジア選手権第3戦でイラク代表と対戦した。2連勝で首位突破を決めている日本は大幅なターンオーバーを採用したが、危なげなく5-0で勝利。日本は28日の準々決勝で開催国インドネシアと対戦し、勝利すればU-20W杯ポーランド2019の出場権を獲得する。

 第2戦タイ戦からDF石原広教(湘南)を除く先発10人を変更。4-4-2のフォーメーションでGKは大迫敬介(広島)、最終ラインは右から石原、DF瀬古歩夢(C大阪)、DF小林友希(神戸U-18)、DF荻原拓也(浦和)。MF山田康太(横浜FM)とMF藤本寛也(東京V)のダブルボランチで右SHにMF久保建英(横浜FM)、左SHにMF滝裕太(清水)。2トップはFW田川亨介(鳥栖)とFW原大智(FC東京)がコンビを組んだ。

 日本は前半3分、ミスからカウンターを許して決定的なシュートを打たれたが、GK大迫が距離を詰めて阻み、あわやの場面を救うと、久保の個人技から先制点が生まれた。前半11分、山田がロングボールを供給すると、キープした原が久保に落とす。久保がエリア内をドリブルで切り裂き、DF2人に寄せられながらラストパス。滝が華麗なヒールで流し込んだ。

 前半24分にも決定機を迎え、滝の絶妙なパスで中央を駆け上がった田川がフィニッシュまで持ち込んだが、惜しくもクロスバーを叩いた。それでも同27分、滝に続いて田川にも大会初ゴールが生まれる。滝のパスで左サイドをオーバーラップした荻原がマイナスに折り返し、久保が冷静にスルーをすると、後方から走り込んだ田川が“右足”でシュートを突き刺した。

 リードを2点差に広げた日本は前半33分、ボールを奪取した石原が前線にパスを入れると、田川がスルー。ペナルティーアーク内の原が右足ミドルを叩き込んだ。3-0に突き放した日本は前半アディショナルタイムにも滝が2人をかわして右足シュートを放ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 後半も日本はチャンスを量産する。後半13分にクロスバー直撃の強烈なシュートを放つなど、存在感を放った久保は同15分に交代。ここでDF菅原由勢(名古屋U-18)が投入され、3-4-3にシステムを変更。3バックは右から菅原、瀬古、小林。アウトサイドは右に石原、左に荻原。前線は田川を頂点にシャドーは原、滝が並んだ。

 後半17分にはこの試合でキャプテンマークを託された藤本が前線に持ち上がってパスを通し、田川がフィニッシュまで持ち込んだが、シュートはGKに阻まれる。日本は同18分に藤本に代えてMF齊藤未月(湘南)、同31分に田川に代えてFW斉藤光毅(横浜FCユース)を投入。斉藤はシャドーの左に入り、原がトップに、滝は右シャドーに移った。

 後半33分には斉藤が左CKを蹴り込むと原が高い打点からヘッドで叩き込んで4点目。さらに同39分には荻原のスルーパスから斉藤が唯一の3試合連続となるゴールを叩き込み、ダメ押しの5点目。そのまま逃げ切った日本は5-0の勝利を収め、大会初の無失点で3連勝を飾った。

(取材・文 佐藤亜希子)

●【特設】AFC U-19選手権インドネシア2018
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