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田川、“右足”の大会初ゴールで準々決勝に弾み「点を取れて、いい状態で入れる」

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FW田川亨介(鳥栖)が今大会初ゴール

[10.25 AFC U-19選手権第3戦 U-19日本代表 5-0 U-19イラク代表]

 イラク戦が2試合目の先発となったFW田川亨介(鳥栖)に今大会初ゴールが生まれた。前半27分、MF滝裕太(清水)のパスで左サイドをオーバーラップしたDF荻原拓也(浦和)がマイナスに折り返し、MF久保建英(横浜FM)が冷静にスルー。走り込んだ田川が“右足”でゴールネットを揺らした。

 複数の選手が攻撃のイメージを共有して生まれたゴール。2-0で迎えた前半33分にも、DF石原広教(湘南)が前線に入れたパスを今度は田川がスルーし、FW原大智(FC東京)のゴールを演出した。「お互いがよく見れている。チームのために、自分よがりにならずにプレーできている」。メンバーを入れ替えながらも連携は向上し、チームは同じ方向を向いている。

 第2戦タイ戦までに年下の攻撃陣が結果を残し、定位置争いは激化。田川にも待望の大会初ゴールが生まれたが、クロスバー直撃のシュートなど、序盤から何度も決定機を迎えていただけに「正直、うれしいというよりも悔しい気持ちが強い。まだまだ決められた」。1ゴールでは物足りなかったが、悔しさは決勝トーナメントにぶつける。

 28日の準々決勝で開催国のインドネシアに勝利すれば、U-20W杯の出場権を獲得できる。「気持ち的にも点を取れて、いい状態で決勝トーナメントに入れる」。会場のゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムの収容人数は約77000人。開催国のサポーター約40000人が集まる完全アウェーが予想されるが、「そのへんは慣れているし、自分の気持ちも上がる」と頼もしかった。

(取材・文 佐藤亜希子)

●【特設】AFC U-19選手権インドネシア2018
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