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酒井宏は100戦目出場も…マルセイユはラツィオに3発完敗で今季EL初勝利ならず

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エースFWチーロ・インモビーレと相対するDF酒井宏樹

[10.25 ELグループリーグ第3節 マルセイユ1-3ラツィオ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は25日、グループリーグ第3節を行い、DF酒井宏樹所属のマルセイユ(フランス)はホームでラツィオ(イタリア)が対戦。ラツィオが3-1で勝利した。この試合でフル出場した酒井は、マルセイユでの公式戦100試合目を達成している。

 ラツィオは1勝1分で勝ち点4の2位、マルセイユは1敗1分で勝ち点1の3位となっているグループH。決勝トーナメント進出への大一番に、両者ともほぼ主力を揃えて挑んだ。マルセイユは内転筋負傷と一部報道されていた酒井を先発で起用。MFフロリアン・トバンが代表招集時に負傷して欠場となるが、MFディミトリ・パイェやMFケビン・ストロートマン、MFルイス・グスタボ、GKスティーブ・マンダンダなど一線級のプレーヤーたちが名を連ねた。

 先制したのはラツィオ。前半10分、左CKをDFワラシが頭で合わせてゴールに突き刺した。流れに乗るラツィオはその後も決定機をつくり出す。一方、マルセイユもペースを乱すことなく、幾度と相手ゴールに迫るも絶好機はなかなか訪れない。マルセイユは同44分、酒井が果敢に相手エースのFWチーロ・インモビーレにタックル。しかし審判から警告を受けてしまった。

 0-1とリードされるマルセイユは後半11分、相手選手の背中を取った酒井がストロートマンのスルーパスに反応して裏へ抜ける。右サイドを突破した酒井はPA中央でノーマークのMFモルガン・サンソンにパスを送るが、サンソンが合わせたシュートはゴール上へと大きくはずれた。直後にはグスタボがPA左から左足シュートを放つも、ファーサイドに流れてゴール枠内に収まらない。

 すると、ラツィオが後半14分に追加点を奪う。中盤のパイェからボールを奪取して一気にカウンターを仕掛け、インモービレが右サイドからドリブル突破。前線へスルーパスを送ると、FWフェリペ・カイセドがPAライン付近から左足シュートを放ち、ゴール左に流しこんだ。

 0-2となったマルセイユは交代カードを切っていく。後半36分には3枚目のカードとしてDFジョルダン・アマビィに代えてDFブナ・サールを投入。攻撃的なサールを右SBに配置し、酒井は左SBへとポジションを変えた。

 マルセイユは後半41分、パイェがPA左手前からFKを蹴り、左ポストに直撃させながらゴールを決めて1点を返す。一気に勢いを増したマルセイユだが、同44分にラツィオのDFアダム・マルシッチにダメ押しの3点目を決められて試合終了。マルセイユは1-3で敗れ、勝ち点を重ねることができなかった。

 試合後、パイェとDFアディル・ラミが口論する場面もみられたが、酒井が仲裁。昨季のELでは決勝進出を果たしたマルセイユだが、今季はいまだ未勝利。グループリーグ突破に黄信号が灯っている。

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