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指揮官「彼のキャプテンとしての意地だと思います」。秋田商は鈴木主将が延長V弾

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秋田商高MF鈴木宝主将は決勝点を決めた

[10.25 選手権秋田県予選準決勝 秋田商高 3-2(延長)新屋高 八橋陸]

 延長前半4分、秋田商高はFW長谷川悠(3年)のロングクロスからMF鈴木宝主将(3年)がヘディングシュート。GKに2度ブロックされながらも、頭で押し込んだ一撃が熱戦に決着をつける決勝点となった。

 秋田商の小林克監督はキャプテンマークを巻く鈴木について「攻撃も守備もサボらずにやってくれる選手になった。(ゴールは)彼のキャプテンとしての意地だと思います」。2-0の前半終了間際に鈴木は状況判断の甘いプレーでボールを失い、そこから失点。流れを新屋高に渡してしまっていた。

 だが、それを取り戻すために走り抜き、延長V弾。「秋商の一員として3年間やってきて、ここでは絶対に負けないという気持ちを1試合通してずっと持てたので良かったです」。責任感強い主将がチームを決勝へ導いた。

 昨年まではCFを務めていたが、新チームになって右SHに転向。「秋商のサイドハーフは守備があってこそと先輩のプレーを見て学んでいた。今年は春からずっと守備が自分の課題だったので、そこは徹底して今日はできたかなと思っています」と頷く。押し込まれている時間帯には最終ラインまで戻って守備。そして勝負どころでは最前線まで駆け上がって試合を決めた。

 インターハイ予選準決勝で新屋に敗れた悔しさを忘れず、選手権での奪冠を目指して日々を過ごしてきた。「あの負けがあったからこそ、今の自分たちがいると思います。(決勝では)まずは秋商らしさ、速い守備から速い攻撃に繋げて、全員で戦って、絶対に優勝を勝ち取りたい」。試合後にピッチに倒れ込むほど全力で戦い抜いた主将は決勝でもチームのために身体を張り、走り抜く。
 
(取材・文 吉田太郎)
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