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『楽しくて、魅力的』の先へ…横浜FM飯倉大樹「勝たなきゃ意味がない」

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来季に向けた進化を誓った横浜F・マリノスGK飯倉大樹

[10.27 ルヴァン杯決勝 湘南1-0横浜FM 埼玉]

 就任1年目のアンジェ・ポステコグルー監督の下、ルヴァンカップ決勝まで勝ち上がった横浜F・マリノスだったが、最後は湘南ベルマーレの前に敗れ去った。チームを後方で支えたGK飯倉大樹は「悔しいという言葉が適切かどうか分からないが…」と前置きし、今後のチームが歩んでいくべき道を語った。

「自分たちのサッカーができなかった、それが全て」。クラブ在籍14年目を迎える守護神は17年ぶりの戴冠がかかった決戦をそのように総括した。その一方で「俺たちのサッカーはまだ完成形じゃないということ。うまく行き始めたからと慢心せず、見ている人は良い評価をしているかもしれないが、勝たないと意味がない」と断じた。

 今季からポステコグルー監督が就任し、ボールポゼッションに重点を置きながら攻撃をしかけるスタイルに変貌した横浜FM。サイドバックが中央に絞って組み立てに参加したり、敵陣深くで選手をサイドに広く並べたり、ロジカルに相手守備ブロックを打ち破るための手段がこれまで話題を呼んできた。

 だが、この日は中央を固める湘南のブロックを崩せず。飯倉は「両ウイングで優位性を持ってプレーできる時はうまくいくけど、問題は相手が5-4-1でスペースを消すサッカーをしてきた時。選手がもっと中に入って、細かいコンビネーションをする必要があるし、こういうサッカーをするのなら、中で攻略するクオリティーを上げないといけない」と分析する。

 試合中盤以降はMF扇原貴宏を中心に判断し、DF松原健とDF山中亮輔の両サイドバックがボランチの位置に絞り、2列目のMF天野純とMF大津祐樹が最前線に張り出す形を取ったことで、最終盤の猛攻を導いたが時すでに遅し。前半で課題を解決できなかったことを悔やみ、「うまくいっていない時に誰が変えるとか、リードする選手が必要になる」(飯倉)と先を見据えた。

 これらの苦言は現在のスタイルに手応えを感じているからこそ。「来年以降、マリノスのサッカーがJリーグの中で一番楽しいし、一番魅力的だし、タイトルに近いよねと言われるように頑張っていきたい」。リーグ戦の好調で残留争いを抜け出し、ようやく来季の立ち位置が見えてきたいま、守護神はチームのさらなる進化を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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