beacon

ポドルスキの笑顔が減った理由…Jリーグの課題を指摘「スピードが遅く、デュエルも存在しない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ルーカス・ポドルスキが苦しい胸の内を明かした

 ヴィッセル神戸に所属する元ドイツ代表MFルーカス・ポドルスキは、苦しい胸の内を明かしている。『シュポルトバッザー』のインタビューに応じている。

 神戸は公式戦ここ8試合勝利なし。順位も12位まで落とした。ポドルスキは「笑顔をあまり見せなくなったが」と水を向けられると、簡単ではない状況を語った。

「僕たちはこの間結構やられていたのでね。バルセロナやバイエルンなど最高レベルのチームじゃないと、笑顔を見せる理由がないときもあるさ。正直、このようにパンチを食らうのも悪くないと思う。より強くなって生きることができるようになる。ピッチ外に関しては、この国での生活は今までと変わらず信じられないほど楽しい。人々や日本での(サッカーの)周りのことなども含めてすごく慣れ親しんでいる。ここは清潔だし、料理は素晴らしく、人々はとても礼儀正しい。本当に来て良かったと思っている」

 続けて、「『Jリーグはプレミアリーグと同じようにエキサイティング』と言えば噓になる」と語る。

「ここのリーグはヨーロッパとのと直接比べることはできない。こっちではヨーロッパのようなデュエルは存在しない。スピードもより遅いし、競り合いもより少ない。だが、簡単に変えられるようなものじゃない。それに僕も33歳で身体的に昔のようなスピードはない。それでもまだサッカーすることに夢中だけどね」

 神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが加入しながら、チーム状況はなかなか上向いてこない。しかし、ポドルスキは反論するように「そうだけど、アンドレスはケガしていたんだ。一緒にピッチに立ったときはチームとしてもいつも良いプレーをしていたよ」と語り、日本へ来た理由を改めて口にする。

「僕たちは多くを求められているが、ベテラン選手にとってはまさにそれがここに来る魅力。当時このクラブと最初に話したころ、すぐに説得されたよ。だから最近あまり上手く行ってないからと言って、『アディオス』と言うことはないよ」

 最後には今後のプランを口にする。神戸との契約は2019年までとなっているが、どのような道を選ぶことになるのだろうか。主将を務めるポドルスキは「まずこのシーズンをしっかりと終えたい」と話し始め、先を見据える。

「それから、さらにもう1年続けることだって考えられる。でも現役を終えてすぐに監督になることはないだろう。(引退後)最初は少しばかりかサッカーに距離を置きたい。もう6~7年間外国にいるので、家族や友人たちとともの日常、故郷が恋しくなってきている。年を取ると、そういうのが大事になってくるからね」

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP