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“二桁得点カルテット”の大分、松本との頂上決戦を制す!! 6年ぶりJ1昇格へ首位再奪取

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FW三平和司のゴールが決まり、サポーターに歓喜のポーズを披露する大分トリニータの選手たち

[10.28 J2第39節 大分1-0松本 大銀ド]

 J2リーグは28日、第39節を各地で行い、2位の大分トリニータが首位の松本山雅FCに1-0で勝った。FW三平和司の今季10ゴール目が決勝点。“二桁カルテット”を擁してリーグトップの72得点を誇る大分が再び首位に立ち、2012年以来6年ぶりのJ1昇格を射程圏内とした。

 ホームの大分は前節の千葉戦(○4-2)から先発1人を変更。FW國分伸太郎に代わってここまで11ゴールを挙げているFW馬場賢治が入った。対する松本は前節の岐阜戦(△0-0)から3人を入れ替え、DF橋内優也、MF岩間雄大、MF下川陽太がスタメンに名を連ねた。

 ともに3-4-2-1のシステムを採用する中、立ち上がりからボールを握ったのは大分。マンツーマン気味に追い込んでくる相手守備陣をパスワークでいなし、左サイドを中心に相手陣内に攻め込んでいく。ところがラストパスの精度を欠き、前半30分までなかなか決定機には至らなかった。

 それでも前半32分、ついにスコアを動かす。敵陣深くでボールを奪われた大分だったが、FW三平和司がスライディングで再奪取。MF前田凌佑が縦パスを入れると、MF丸谷拓也とFW藤本憲明が小気味よくつなぎ、最後はPA内に走り込んだ三平がダイレクトで流し込んだ。

 1点ビハインドで前半を折り返した松本はこれまで攻撃を牽引してきたFWセルジーニョ、FW前田大然の不在が大きく、ほとんど良い形をつくれない。大分は後半19分、DF星雄次が左サイドを抜け出し、飛び出してきたGK守田達弥をかわしてシュートを狙ったが、ボールは左ポストに阻まれた。

 松本は後半17分、FW高崎寛之に代わって古巣対戦のFW永井龍を投入。対する大分は同26分、三平と馬場を下げ、ここまで10得点のFW後藤優介とFW伊佐耕平を投入した。なかなかボールを支配できない松本は終盤にロングボール攻勢に出たが、そのままスコアは動かず。J2優勝争いの大一番は大分に軍配が上がった。

 大分はここまで12ゴールの藤本を筆頭に、11ゴールの馬場、10ゴールの後藤と三平が二桁得点を記録。リーグトップの72得点を挙げる攻撃力が光っている。この日は3位の町田が敗れたため、勝ち点差は4に広がり、町田が31日の延期試合で勝利しても首位キープが決定。6年ぶりの自動昇格、そして2002年以来16年ぶりのJ2優勝をかけて残り3試合に臨む。

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