beacon

南野に並ぶ大会4点目!!「大歓声の中で難しかった」宮代、完全アウェーの決戦で“気持ち”のゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW宮代大聖(川崎F U-18)が今大会4点目

[10.28 AFC U-19選手権準々決勝 U-19日本代表 2-0 U-19インドネシア代表]

 6万人の大観衆が“決戦”のスタジアムに詰めかけた。準々決勝インドネシア戦に先発した高校3年生のFW宮代大聖(川崎F U-18)はこの年代では経験できないような完全アウェーを体感した。「あんな大歓声の中では雰囲気も全く違ったし、難しかった」。地元サポーターの声援、熱量は異次元だったが、「みんながやることをしっかりやって、チームが一致団結して得た勝利」とU-20W杯出場権獲得を喜んだ。

「点を取ってチームを勝たせたい気持ちが強かった。それが結果に出たのかな」

 気持ちで押し込んだ。後半26分、宮代が展開したパスでFW久保建英(横浜FM)がエリア内を縦に仕掛け、相手DFを引きつけてラストパスを供給。「絶対に戻してくれると思った」という宮代は左足のトラップから右足を振り抜き、PA内右角度のない位置から押し込んだ。勝利を決定付ける2点目。得点した時間帯は雨脚が強まり、視界も悪かった。「当たっていなかった」とジャストミートしなかったが、泥臭く気持ちで押し込み、世界の扉を開いた。

「あんな雨の中でも最終的には気持ちが結果に出てくる。気持ちが強い方にボールが転がってくる。今回、一人ひとりが気持ちを出して頑張ってくれたのでいい方向に向かった」

 これで今大会4点目だ。北朝鮮戦で1点、タイ戦で2点を積み上げた宮代は決戦の舞台でも結果を残し、チーム最多の4ゴール。FW南野拓実(ザルツブルク)、FW永井謙佑(FC東京)ら先輩ストライカーに並んだが、「自分の得点も大事だけど、チームのことを第一に考えている。チームを勝たせられるような選手になりたい」と目標を掲げた。

(取材・文 佐藤亜希子)

●【特設】AFC U-19選手権インドネシア2018
★日本戦全試合はCS放送のテレ朝チャンネル2で生中継!

TOP