beacon

[DFB杯]冷や冷やドルト、2部クラブを延長戦の末に撃破…香川は7戦ぶり出場

このエントリーをはてなブックマークに追加

苦しみながらも3回戦進出を決めたドルトムント

[10.31 DFBポカール2回戦 ドルトムント3-2(延長)ウニオン・ベルリン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は31日、各地で2回戦を行い、MF香川真司が所属するドルトムントウニオン・ベルリン(2部)をホームに迎え、延長戦の末に3-2の勝利を収めた。スターティングメンバーに名を連ね、公式戦7試合ぶりの出場を果たした香川は後半33分までプレーしている。

 前半14分にドルトムントをアクシデントが襲い、負傷したDFアブドゥ・ディアロがプレー続行不可能と判断され、DFラファエル・ゲレイロとの交代を余儀なくされる。前半16分にはFWマキシミリアン・フィリップからパスを受けた香川がドリブルで運び、PA外から左足で狙うもゴールマウスを捉え切れなかった。

 しかし、前半40分にドルトムントが先制に成功。左サイドからMFモハメド・ダウドが送ったクロスに反応した香川が叩きつけたヘディングシュートはGKラファル・ギキエビッツにかき出されたものの、こぼれ球をFWクリスティアン・プリシッチが押し込んでスコアを1-0とした。

 1-0とドルトムントがリードしたまま後半を迎えると、後半16分にウニオン・ベルリンベンチが動き、2枚替えで状況を打開しようと試みる。すると同18分、MFロベルト・ザイルからパスを呼び込んだ、途中出場したばかりのFWセバスティアン・ポルターがネットを揺らして試合を振り出しに戻した。

 しかし後半28分、センターサークル内で粘ってボールキープした香川からパスを受けたフィリップがプリシッチに預け、自らは前線へと駆け上がる。すると、プリシッチのスルーパスからPA内に侵入したフィリップが強烈な右足のシュートで突き刺し、ドルトムントが勝ち越しに成功。再び1点をリードしたドルトムントは同33分、香川に代えてMFマルコ・ロイスを投入する。

 このままドルトムントが逃げ切るかと思われたものの、後半43分にザイルが送ったクロスに反応したポルタ―にヘッドでネットを揺らされ、土壇場でウニオン・ベルリンに同点に追い付かれてしまった。

 迎えた延長戦は2-2のままスコアが動かずに試合が進んだが、延長後半13分にPA内のプリシッチがDFマルビン・フリードリッヒのファウルを誘ってドルトムントがPKを獲得。このPKをロイスがきっちり沈め、ドルトムントが苦しみながらも3-2の勝利を収めて3回戦へと駒を進めた。

●海外組ガイド
●DFBポカール2018-19特集

TOP