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ミランが欧州CL圏内の4位に浮上、OG献上のロマニョーリが後半ATに劇的ループ弾

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ミランがジェノアに勝利

[10.31 セリエA第1節延期分 ミラン2-1ジェノア]

 セリエAは31日に第1節延期分を行い、ミランはホームでジェノアと対戦。2-1で勝利し、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内の4位に浮上した。

 8月14日にジェノバで起きた橋崩落事故の影響で、ミランとジェノアの第1節は延期に。“開幕戦”となるはずだった対戦が10月31日に行われた。前節のサンプドリア戦で打ち合いを制し、5位に浮上したミランはFWゴンサロ・イグアイン、FWパトリック・クトローネといった得点力を持つ選手を前線に据えた。

 するとミランが開始早々に先制。中盤でボールを持ったMFスソがマークを素早くはずし、得意の左足シュートをゴール右に突き刺した。1-0で前半を折り返したミランだが、ここまでリーグ戦全試合で失点していた守備の隙が後半に露呈してしまう。

 後半11分、ミランはジェノアのプレスに圧されてボールを奪われると、FWクリスティアン・クアメにPA右からシュートを打たれる。DFアレッシオ・ロマニョーリがブロックするも、ボールはループしながらそのままゴールネットに吸い込まれた。

 1-1と振り出しに戻った試合は後半アディショナルタイムに突入すると、1分過ぎにミランが試合を決める。後方からの浮き球パスを相手GKがパンチング。跳ね返ったボールにロマニョーリが反応し、左足で絶妙なループシュートを放つ。飛び出した相手GKの頭上を越えてゴールに入り、値千金の勝ち越し弾となった。

 ロマニョーリの劇的弾でミランが2-1の勝利。直近5試合で4勝1敗と調子を上げ、順位も欧州CL出場圏内の4位に浮上した。しかし守備面の不安は払拭できず、『フットボール・イタリア』によると、開幕から10試合連続の失点は1932-33シーズン以来の不名誉な記録になっているという。

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