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国内杯で7試合ぶり出場も…香川真司「僕自身は結果が欲しかった」

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公式戦7試合ぶりに出場したドルトムントMF香川真司

[10.31 DFBポカール2回戦 ドルトムント3-2(延長)ウニオン・ベルリン]

 昨季から抱えている負傷の影響もあり、ここまで満足に出番が得られていなかったドルトムントMF香川真司は10月31日、DFBポカール(ドイツ国内杯)のウニオン・ベルリン戦で7試合ぶりの公式戦出場を果たした。格下クラブに延長戦での辛勝となったが、「難しい試合だったが、勝てて良かった」と振り返った。

 ドルトムントは今季の公式戦14試合で無敗。新たに就任したルシアン・ファーブル監督の下で安定的な成績を残しているが、香川はわずか3試合の出場にとどまっている。9月26日のブンデスリーガ第5節の途中出場を最後にベンチからも外れる試合が続き、このカップ戦は「このタイミングくらいしかチャンスはないと思っていた」(香川)という一戦だった。

 立ち上がりは「メンバーも変わりながらで、僕も久しぶりだったので様子を見ながら」だったというが、背番号23は前半40分に先制点を導いた。MFモハメド・ダウドのクロスにヘディングで合わせると、叩きつけたシュートは相手GKに防がれたが、これに詰めたFWクリスティアン・プリシッチがプッシュ。リーグ公式の記録法では香川にアシストがついた。

 だが、2部無敗を誇る相手に対し、試合はここから思わぬ接戦となった。後半18分に同点に追いつかれると、同28分には香川の起点からFWマキシミリアン・フィリップが勝ち越しゴールを決めたが、終了間際に再び同点に。同33分に香川はピッチを退いていたが、延長戦に勝ち越しのPKが決まって辛くも勝利した。

「難しい試合だった。まあ、勝てて良かった」と試合を総括した29歳だったが、自身に目を向ければ異なる言葉が出てくる。「勝つことはもちろんですが、僕自身としては結果が欲しかった。そこは結果の世界ですからね」。若手が次々に台頭し、レギュラー争いは激化。その中で立ち位置を確保させるためには「そういう意味ではもったいなかった」と久々の一戦を振り返った。

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