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ボルトがサッカー選手としてジャマイカ代表に選出?会長が示唆「いつだって歓迎だ」

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 先日サッカー選手デビューを果たしたウサイン・ボルト氏だが、ジャマイカ代表としてプレーできるチャンスがあるようだ。同国サッカー協会会長のマイケル・リケッツ氏が語っている。

 オリンピックで8つの金メダルを獲得した陸上界の元スーパースターであるボルト。2017年にトラック競技からの引退を発表し、プロフットボーラーへの転身を目指す同選手は、セントラル・コースト・マリナーズに練習生として参加し、8月31日にオーストラリア1部でデビューを果たした。

 しかし、クラブから契約オファーを受け取ったものの、サラリー等の関係で交渉が難航したと報じられている。さらに、Aリーグで活躍する選手から酷評されるなど、フットボーラーとしてのキャリアには懐疑的な目が向けられている。

 それでも、母国ジャマイカのサッカー協会トップであるリケッツ氏は、技術面での向上が見られれば、代表チームに呼ぶ可能性があるとアメリカ『ESPN FC』で明かした。

「ウサインはスピードというスペシャルなものを持っている。それに少しのスキルなどが加われば、このジャマイカチームを支えられる存在になる可能性がある。ウサインのような選手はいつだって歓迎だ」

 また、ボルトの所属に関して国内のクラブとも非公式な協議を行っていると話した同会長は、来夏のゴールドカップ終了後に同選手にチャンスを与えることを示唆した。

「トラック界のスーパースターから十分に良いフットボーラーに転身できれば、我々は彼を招集することになるだろう。今はネーションズリーグ(予選)があり、その後ゴールドカップを迎える。それが終われば彼にチャンスを与え、決断を下すことになるだろう」

 一方で「ウサインがジャマイカのクラブと契約しなかったことに少しがっかりしている」と母国でのプレーを望まなかったボルトへの不満も口にした同会長だが、ピッチに立つ同選手の姿を目にしたいとの希望を口にした。

「全てはコーチの判断だが、我々は彼が真剣な試合でどのようなプレーを見せるのかを見てみたい。彼は人々を惹きつけられる人間だから、そうなることを願っている」
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