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サウジ封じられず完敗…9人変更で3バックスタートのU-19日本代表、準決勝で敗退

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U-19日本代表は準決勝で敗退

[11.1 AFC U-19選手権準決勝 U-19日本代表 0-2 U-19サウジアラビア代表]

 U-19日本代表は1日、AFC U-19選手権準決勝でサウジアラビア代表と対戦し、0-2で敗れた。すでにU-20W杯出場権を獲得している日本は2大会連続2度目の優勝を目指したが、準決勝で敗退となった。

 日本は準々決勝インドネシア戦(2-0)からDF橋岡大樹(浦和)、MF伊藤洋輝(磐田)を除く9人を変更。3-4-2-1のフォーメーションを採用し、GK若原智哉(京都)が大会初先発。最終ラインは右から橋岡、MF瀬古歩夢(C大阪)、DF三國ケネディエブス(青森山田高)。右ウイングバックにDF石原広教(湘南)、左ウイングバックにDF荻原拓也(浦和)。伊藤とMF山田康太(横浜FM)のボランチで3トップはFW田川亨介(鳥栖)を頂点に、シャドーは右にFW原大智(FC東京)、左にMF滝裕太(清水)が入った。

 前半はサウジアラビアが約70%のボールポゼッション。激しいプレスに阻まれ、スピード満点のアタッカー陣に切り裂かれた日本は5バックに引いて守勢に回り、右サイドを崩されて失点。10番トルキ・アランマルが角度のない位置からシュート性のクロスを入れると、GK若原がファンブルしてゴールイン。直後も立て続けに決定機を与えたが、橋岡がクリアするなど苦しい時間を耐え凌いだ。

 前半40分前にシステムを4-4-2に変更。4バックは右から橋岡、瀬古、三國、石原。ボランチは変わらず、右SHが滝、左SHが荻原で2トップは原と田川。フォーメーション変更で反撃に出ようとしたが、次の1点を奪ったのもサウジアラビアだった。前半アディショナルタイム、右サイドから三國を振り切ってエリア内に進入したMFマンスル・アルベシェが角度のない位置からシュート。これはGK若原が防いだが、こぼれ球をFWハリド・アルガンナムが右足で押し込んだ。

 防戦一方でチャンスをつくれず、0-2で前半を折り返した日本は後半開始と同時に2人を変更。田川に代えてFW久保建英(横浜FM)、三國に代えてFW宮代大聖(川崎F U-18)をピッチに送り込んだ。4バックは右から石原、橋岡、瀬古、荻原。右SHに久保、左SHに滝。宮代と田川が2トップを組んだ。後半も相手の勢いは衰えず、同6分にも波状攻撃で攻め込まれると、15番ファラジ・アルガシャヤンにミドルシュートを打たれたが、GK若原がセーブした。

 後半14分、PA左手前の位置でFKを獲得し、キッカーの久保が蹴り入れると、DFが弾いたボールをPA内右の橋岡が狙ったが、ゴール上へ。後半22分には宮代のパスを受けた久保が鋭いドリブルで突破し、PA内左から左足シュートを打つなど、前半よりも攻撃の形をつくった。後半26分には原に代えてFW斉藤光毅(横浜FCユース)を投入し、交代枠を使い切ったが、最後までゴールは遠かった。日本は0-2で完敗し、準決勝で敗退した。

(取材・文 佐藤亜希子)

●【特設】AFC U-19選手権インドネシア2018
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