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3発の川崎Fが盤石の首位固め!!守護神復活も柏は降格圏脱出ならず…

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川崎Fは今季得点を52とした

[11.3 J1第31節 川崎F3-0柏 等々力]

 連覇を目指す首位川崎フロンターレは、残留争いを演じる17位柏レイソルをホームに迎えた。前半のうちに2得点を重ねた川崎Fが終了間際にも加点。柏をよせつけず、勝ち点を63にのばした。

 10月24日の天皇杯準々決勝では山形に敗戦を喫したものの、リーグでは6戦負けなし(4勝2分)で首位を走る川崎Fは、天皇杯・山形戦で退場処分となったGKチョン・ソンリョンが出場停止に。GK新井章太が第13節・FC東京戦以来6か月ぶりに先発。MF大島僚太はベンチスタートとなった。
 2週間ぶりの試合となる柏は、第16節のFC東京戦で今季2度目の脳しんとうを負ったGK中村航輔が電撃復帰。センターバックにはが2か月ぶりの復帰を果たしたDF鎌田次郎を中央に配置した3-4-2-1で臨み、1トップにFWオルンガ、シャドーにMF{{伊東純也}とFW江坂任が入った。
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 立ち上がりから川崎Fがボールを支配し柏陣内に攻め入るが、中央をしぼる柏守備陣にはねかえされてしまう。MF家長昭博が強烈なミドルシュートを見舞ったが、GK中村が好セーブでしのぐ。

 一方的に押し込む川崎Fは20分、MF守田英正がワンツーで左サイドを突破。相手を十分に引きつけてゴール前にマイナスのボールを入れると、家長が左足で合わせてゴールネットを揺らした。

 前半27分、攻撃の手を緩めない川崎FはDF{{登里享平}がペナルティエリアに斜めのクロスを送る。柏DFにカットされたが、そのこぼれ珠をFW小林悠がヘディングでゴール前へ。走り込んだMF中村憲剛が走り込みながらシュートを放ったが、クロスバーを越えてしまう。

 32分、柏ゴール前で小林がMF大谷秀和からボールを奪うと、すぐさま右足を一閃。強烈なシュートが襲ったが、GK中村がさわってCKに逃れる。その右GKで中村憲のニアへのボールをDF谷口彰悟が頭でピタリと合わせ、川崎Fがリードを2点に広げた。

 終盤になるとようやく柏もチャンスをつくり、伊東がペナルティエリアで鋭い切り返しから左足でシュートを放ったが、ゴールポストに嫌われてしまう。前半終了間際には立て続けにCKを獲得。193cmのオルンガのヘディングはGK新井がセーブ、続くCKではこぼれ球をMF亀川諒史が狙ったが、ゴールマウスをとらえることはできなかった。

 後半に入っても川崎Fがボールを支配する展開は変わらず。柏は前線の選手が個での突破を試みるも、シュートまでは持ち込めない。それでも13分、伊東のパスを受けたDF小池龍太のクロスがDFに当たって中央のオルンガ流れるもミートすることができず。

 好調のMF瀬川祐輔を入れて反撃に出たい柏だがゴールは遠く、MF小泉慶のミドルシュートもGK新井のセーブに阻止された。さらに、FWクリスティアーノ、FW山崎亮平と攻撃の選手を投入し1点を狙う。

 小林、中村憲を下げてFW知念慶、MF鈴木雄斗を入れた川崎Fは落ち着いたボール回しで時計の針を進めていく。44分には、縦パスを受けた知念がペナルティエリア外から左足シュート。GK中村が反応したが、こぼれ球につめた阿部が押し込み、勝負を決める3点目を奪った。

 5分のアディショナルタイムにゴール前に攻めるも得点を奪えず、柏は2試合連続の完封負け。勝ち点を積み上げることはできなかった。

(取材・文 奥山典幸)

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