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[MOM2669]長崎総合科学大附MF仲田瑠(3年)_ パワーショット炸裂!「凄かった」前任10番に負けじと2発

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長崎総合科学大附高の10番、MF仲田瑠は2得点の活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 選手権長崎県予選準決勝 長崎総合科学大附高 3-0 創成館高 トラスタ]

「去年の人が凄かったので、それに負けないように頑張りたいです」。長崎総合科学大附高の10番、MF仲田瑠(3年)が2得点の活躍でチームを決勝へと導いた。

 前半34分、仲田はチームのシュート数が少なかったことからドリブルシュートにチャレンジ。コーチ陣も認めるパワーショットは鋭い弾道で枠を捉える。これはGKの正面を突いたものの、FW下地春也(3年)のシュートの跳ね返りに詰めていた仲田が先制点を決めた。

 さらに後半5分には、「下地のボールが良かった。良いところにクロスが来たので叩き込むだけでした」という仲田が、右サイドの角度の無い位置から右足シュートをニアへ突き刺して2-0とする。いずれもヴィクサーレ沖縄FCでチームメートだった下地の”アシスト”。2点目を決めた仲田は下地と肩を組んでゴールを喜んだ。

 仲田は、昨年の高校ナンバー1FW安藤瑞季(現C大阪)がつけていた10番を背負って今回の選手権予選に臨んでいる。「フィジカルとスピードが凄かった。雲の上の人でした」という安藤とはポジションも違い、特長も違う。だが、チームを勝たせたいという思いは同じ。抜群の勝負強さを見せていた安藤のように、自慢のキック力を活かして連続ゴールも狙って行くつもりだ。

 昨年はディフェンシブなポジションで守備面が成長。この日、ゴール以外は不満の内容となったが、トップ下からゴール前へ入っていく動きを見せ、パワーショットを発揮した。決勝へ向けて仲田は「キック力が自分ではあると思っているのでどんどん打っていきたい。もっと守備で貢献したり、展開とかもできたら」。3年間の集大成と位置づけている選手権で結果を残すため、自分の持っている力を出し切る覚悟で決勝に臨む。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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