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首位チームに完敗…柏FW伊東「ほとんど攻撃の形がつくれなかった」

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MF伊東純也は奮戦するも…

[11.3 J1第31節 川崎F3-0柏 等々力]

 17位に沈む柏レイソルにとっては、残す4試合は一戦必勝となる。川崎F戦では「攻撃に対してしっかり守備をしてというプランで臨みました」と、加藤望監督は3-4-2-1でキックオフを迎えた。しかし、これまで4バックで慣れ親しんだ柏だけに、相手にとって3バックは「そこまで慣れてない」(中村憲剛)印象を与えてしまう。川崎Fが3バック対策を講じてきたこともあり、終わってみれば3-0で完敗。シュートは90分を通じて6本におさえられ、スコア以上の差をつけられた印象だ。

 柏の数少ないチャンスのひとつをつくったのがMF伊東純也だった。前半38分、敵陣でDF小池龍太がパスカットすると、伊東はスペースに動きながらボールを呼び込む。ペナルティエリアでボールを受けると、鋭い切り返しでDFを1人外すと、左足でシュート。ボールは左ゴールポストに弾かれると内側に向かったが、ゴールと平行するようにはねたボールは、結局ゴールに吸い込まれることはなかった。

「いい取り方ができなくて、カウンターに持っていけなかった」。前述の伊東のシュートはショートカウンターの形でシュートまで持ち込んだが、攻撃は前線3選手の個人技に頼るところが多かった。「ほとんど攻撃の形はつくれなかった」と伊東は肩を落とした。

 現在、残留圏の15位名古屋とは勝ち点1差、16位鳥栖とは勝ち点33で並ぶが、両チームは消化試合が1試合少ない状況にあり柏は苦しい状況にある。「あと3試合しかないので。とりあえず切り替えて、修正できるところは修正して、諦めずやっていくしかない」。3度目の降格を回避することはできるのか――次戦は中2日となる6日、ホームに鹿島を迎える。

(取材・文 奥山典幸)

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