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「強さよりもコースを狙った」レオ・シルバがここ一番で値千金の一撃

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貴重な先制点を決めたMFレオ・シルバ

[11.3 ACL決勝第1戦 鹿島2-0ペルセポリス カシマ]

 “伏兵”の一撃で悲願のアジア制覇にまた一歩近づいた。スコアレスで折り返した後半13分、鹿島アントラーズは右サイドのDF西大伍が中央のMFレオ・シルバに横パス。縦に入れたレオ・シルバはMF土居聖真からリターンパスを受けると、DFをかわしてPA手前中央から左足を振り抜いた。これがDFの股間を抜け、ゴール左隅へ。ACLでは今季2点目となるレオ・シルバのひと振りが貴重な先制点となった。

「今週に入ってそういう攻撃のパターンを練習していた。サイドチェンジからサイドバックが受けて、ボランチがサポートして前に当てる。土居選手が落としてくれて、トラップしてからシュートは強さよりもコースを狙おうと思った。うまく狙ったコースに行った」

 練習どおりの形だと振り返る背番号4だが、リーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯を含めても今季公式戦5得点目。大舞台で値千金のゴールを決め、「ボランチの選手はシュートチャンスが1、2回あるかどうか。そういうチャンスにめぐり会えたとき、しっかり決めないといけない」と胸を張る。

 後半25分にはFWセルジーニョが追加点。2-0の完封で先勝し、敵地に乗り込む。10日にテヘランのアザディスタジアムで行われる第2戦に向け、レオ・シルバは「いいアドバンテージを持ったが、終わったわけではない」と力説。「食事、睡眠、休養をしっかり取って、準備を怠らずにやっていきたい」と、運命の最終決戦を見据えた。

(取材・文 西山紘平)

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