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インテル怒涛の7連勝で2位キープ、セリエA批判で“干された”男が大量得点の立役者に

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MFジョアン・マリオが大量得点の立役者に

[11.3 セリエA第11節 インテル5-0ジェノア]

 セリエAは3日に第11節を行い、インテルジェノアと対戦した。MFジョアン・マリオが4得点に絡み、5-0で7連勝達成。今季8勝1分2敗という好成績で2位をキープしている。

 J・マリオは2016-17シーズンからインテルに加入したポルトガル人だが、チームに馴染めず昨冬にはウェストハムにレンタル移籍。すると6月には母国クラブの選手たちにセリエA移籍を否定するようなコメントを残し、サポーターから大批判を浴び、チームからも構想外に。もはやピッチでその姿を見ることはないと思われていた。

 しかし、MFラジャ・ナインゴランが負傷で離脱すると、J・マリオは前節に今季初先発。サポーターからのざわつきを尻目に後半12分までプレーすると、今節も先発の座を掴んだ。すると、25歳のポルトガル人MFは大きく躍動し、ゴールラッシュに貢献していく。

 前半14分、J・マリオはPA左からドリブルを仕掛けるも、相手DFのブロックに遭ってボールをこぼしてしまう。しかしMFロベルト・ガリアルディーニがすかさずゴール前で押し込んで先制点を挙げる。その2分後、J・マリオは中盤のこぼれ球をダイレクトで前線にスルーパス。FWマッテオ・ポリターノが反応して豪快なミドルでチーム2点目を決めた。

 後半4分にガリアルディーニの追加点で3-0としたインテルは、同アディショナルタイム1分過ぎ、J・マリオがPAライン付近から左足を一閃。ゴール右に今季初ゴールを突き刺す。J・マリオはその2分後にも右サイドからクロスを上げ、途中出場で負傷から復帰を果たしたナインゴランのダメ押し5点目をお膳立て。インテルは5-0で大勝した。

 一時は“干された”ポルトガル人MFは1ゴール2アシストと1得点に絡む活躍で、2位キープに大きく寄与。イタリア『カルチョメルカート』は『インテルTV』がインタビューしたJ・マリオの謙虚な言葉を伝えている。

「微力ながら手助けをしたかった。少しだけでもチームの力になれた。ファンの方々の声援に感謝します。今日の勝利は重要で、とても良いゲームだった。サン・シーロに戻ってこれてとても嬉しい」

 今季のセリエA躍進の鍵となるかもしれないJ・マリオ。なお、登録メンバーから外れているため、6日のUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ第4節・バルセロナ戦には出場できない。

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