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レスターが会長に勝利捧ぐ…墜落事故を目撃した守護神「タフな1週間だった」

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ヘリ墜落事故を目撃したカスパー・シュマイケル

 レスター・シティに所属するデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルが、改めてオーナーのビチャイ・スリバッダナプラバ氏に感謝の思いを語った。英『レスター・マーキュリー』が伝えている。

 10月27日、レスターの本拠地キングパワー・スタジアムで行われた第10節ウエスト・ハム戦の試合終了後に事故が発生。スリバッダナプラバ会長らを乗せたヘリコプターがスタジアム外の駐車場に墜落し、搭乗者5人全員の死亡が確認された。

 そのため、同30日のカラバオ杯サウサンプトンを延期。だが、3日の第11節カーディフ戦は予定通り行われた。試合前には黙祷が行われ、選手やスタッフ全員がセンターサークル内で円陣を組み、チーム一丸で勝利を目指した。そして、MFデマライ・グレイの決勝点により、見事1-0で勝利を飾った。

 墜落事故の目撃者であるシュマイケルは、「全ての人にとって本当にタフな1週間だった。だけど、クラブの誰もが手を取り合って、自分自身を保てたのは、スリバッダナプラバ会長が“家族”を残してくれたからだ。人生において、影響を与えてくれる人物はごくわずかだ。彼は僕の人生に本当に大きな影響を与えてくれた」と感謝した。

 レスターは10日にホームでバーンリー戦を控えているが、3日からバンコクの寺院で行われているスリバッダナプラバ氏の葬儀に参列する。「全員が心を痛めている。だけど、彼の家族の悲しみは想像を絶する。今夜は彼と彼の家族のために戦いたかった。今日は厳しい試合から勝利をもたらすことができて良かった。“家族”を誇りに思う」と語り、亡きオーナーへ勝利を捧げた。

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