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流れ呼び込んだ同点ヘッド!! 町田FW中島「今は優勝という目標がある」

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[11.4 J2第40節 町田2-1福岡 町田]

 先制を許した直後だった。FC町田ゼルビアはすぐさま試合を振り出しに戻すと、勢いに乗って逆転勝利を収める。貴重な同点ゴールを奪ったのはFW中島裕希だった。

 2試合ぶりの先発出場を果たした中島は、キックオフからエンジン全開。「チーム全体で最初から前からプレスを掛け、自分たちから奪いに行こうと思っていた。3連戦の最後だけど、皆で前に前に戦う気持ちを出せていけた」。その言葉どおり、果敢なチェイシングで相手から自由を奪い取るなど守備で貢献する。

 そして、後半25分に福岡に先制を許しながらも、4分後の同29分に本職の攻撃で魅せる。右サイドからMF平戸太貴が送ったクロスに反応。「最初はニアに行こうと思っって入ったけど、太貴のボールが思ったよりもファーに来たので、ステップを変えてファーに行った」とボールの落下点をいち早く見極めるとヘディングシュートを突き刺し、同点ゴールを記録した。

 後半35分にはFWドリアン・バブンスキーにゴールが生まれ、チームは2-1の逆転勝利で勝ち点3を獲得。「最初に掲げていた目標」という6位以内を確定させ、「今は優勝という目標があるし、このメンバーでできるのもあと2試合なので悔いの残らないように戦っていきたい」と残り2試合に臨む。

(取材・文 折戸岳彦)
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