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横浜FCは『2差』逆転の自動昇格へ…GK南雄太「下から行く強みはある」

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自動昇格に向けて意気込んだ横浜FCのGK南雄太

[11.4 J2第40節 横浜FC3-1大分 ニッパツ]

 首位の大分トリニータを倒した横浜FCは勝ち点を70とし、自動昇格圏との勝ち点差を『2』とした。順位は4位のまま変わらなかったが、選手たちは「ウチは勝たないと意味がない」(MF佐藤謙介)、「下から行く強みはある」(GK南雄太)と追う立場をポジティブに受け止めているようだ。

「クラブがすごく努力をしてくれて、サポーターも雨の中でこんなに入ってくれて、すごく思いを感じている。クラブ全体が上に行こうと高い意識を持っている」。柏レイソル時代の2006年にJ1昇格を経験した南は、そのように現状を見ているという。この日は雨の中で8222人の観客がスタンドを埋め、首位チームに3-1で快勝。「そういう意味では結果が出てよかった」とホッとした様子で述べた。

 この勝利で勝ち点を70とし、首位の松本山雅FCと勝ち点3差に迫り、2位の大分と3位のFC町田ゼルビアとはわずか2差。残り2試合で十分にひっくり返せる可能性があり、「最終節でひっくり返った経験もしているし、あと二つ勝つしか道はない。可能性を最後まで残していけば何かが起こる」とモチベーションは高まり続けている。

 選手の自主性を促すタヴァレス監督の下、「選手がいろんな話をして、その場で修正ながらチームを作ってきた。そこがすごく一体感につながっている」と手応えを語った守護神。残り2試合では「下から行く強みはある。逆に良いポジション。次の岡山戦で勝てるかが大事なので1週間良い準備をしたい」と自チームの結果にフォーカスしていく構えだ。

 主将の佐藤も「多少は他会場の結果を気にするけど、ウチが勝たないといけない状況なのは変えられない」と同じ意識を持っている様子。次節の岡山戦に勝利すれば、自力でのプレーオフ圏内を決めることができるが、「ここから2つで終われるように頑張ります」とあくまでも自動昇格に照準を絞っている。

(取材・文 竹内達也)
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