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[MOM2677]三浦学苑MF末次怜(3年)_2得点1アシストの活躍で雪辱の舞台へ!

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前半38分、三浦学苑高MF末次怜が右足PKを決める

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 選手権神奈川県予選準決勝 三浦学苑高 3-1 横浜創英高 等々力]

 7年ぶりの決勝進出を懸けた準決勝で2得点1アシストの活躍。三浦学苑高MF末次怜(3年)は勝利に大きく貢献するプレーにも、終始落ち着いた口調で試合を振り返っていた。

 右サイドからの縦突破で相手にプレッシャーをかけ、前半26分には右CKのこぼれ球を右足シュート。そして前半38分には、MF杉山十椰(3年)が獲得したPKを右足で決めた。

 インターハイまでは攻撃的なボランチだったが、その後右SHへ。より攻撃力を発揮できる場を与えられているMFは、後半にも結果を残した。10分、左FKから「雨が降っていてスリッピーだったので、相手のGKのことを考えたら低くて速いボール入れて直接入ってもいいし、誰かが触って入ってもいいと思った」と弾道の低いボールをゴール方向に入れる。

 これにマークを振り切って走り込んだMF能勢海翔主将(3年)が1タッチで決めて2-0。精度の高いキックで貴重な追加点を演出した末次は、1点差に迫られて迎えた34分にも「いいところにこぼれてきたので右隅に振り抜くことができました」と右足シュートをゴール右隅に決めた。枝村隼人監督もシュートを打てる位置取り、決めきったところを評価したダメ押し点。SH起用に持ち味の攻撃力でしっかりと応えている。

 決勝の試合会場は、昨年の準決勝で延長戦の末に敗れているニッパツ三ツ沢球技場。相手も同じ桐光学園高に決まった。「次はニッパツで、去年は全然何もできなくて、その悔しい思いを一年間入れつつ練習に取り組んでいます」というMFが、雪辱の舞台で再び三浦学苑を勝利へ導く活躍をして、目標である日本一への“第一関門“を突破する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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