beacon

出れば7戦全勝、不出場は5戦全敗…名古屋の救世主MF相馬勇紀が人生3度目ヘッド弾に喜び爆発

このエントリーをはてなブックマークに追加

ヘディングでJリーグ初ゴールを決め、喜びを爆発させる名古屋グランパスMF相馬勇紀

[11.6 J1第28節延期分 C大阪0-1名古屋 金鳥スタ]

 8月のJリーグデビュー以降、出場した7試合は全勝が続き、不出場の5試合は全敗。名古屋グランパスの特別指定選手MF相馬勇紀(早稲田大)が驚異的な不敗神話を紡いでいる。6日のJ1第28節延期試合では決勝点となるJリーグ初ゴールを記録し、来季から正式に所属するクラブを降格圏から再び救い出した。

「自分はまだ大学生で挑戦する立場なので、試合に出たら結果を出してやろうと思っていた」。台風の影響で延期されていた第28節、歓喜の初ゴールでチームを勝利に導き、フラッシュインタビューでそう喜びを表現した相馬。わずか2日前には関東大学リーグの筑波大戦(△0-0)でフル出場し、“中1日”で合流してきた名古屋の救世主だ。

 来季の正式加入を待たず、今季途中に特別指定選手として登録。8月11日のJ1第21節鹿島戦(○4-2)でリーグ戦デビューを果たすと、前節終了時まで合計6試合に出場。終盤起用が続いていたため、合計出場時間は180分間にとどまっているが、ベンチに入った試合では全試合に出場し、なおかつ全試合で勝利を手にしている。

 7試合目のC大阪戦で初スタメンを飾ると、後半8分にはこぼれ球に頭で合わせてチームの決勝点を奪取し、喜びを爆発。今年9月には『ゲキサカ』の取材に「(ヘディングでのゴールは)人生で2回しかない」と話していたが、3点目は「普段の自分の形ではないけど、得点を取ろうとPA内にポジションを取っていた結果」と日頃からの意識が結実した形だったようだ。

 なお、大学リーグの関係でチームに帯同できず、ベンチ入りしなかった試合では5戦全敗中。9月中旬〜10月上旬に喫した3連敗、10月下旬から11月上旬にかけての連敗で降格圏に転落してきた名古屋だが、その度ごとに相馬が合流し、チームを浮上させてきた。大学生に救われる形となっている名古屋の風間八宏監督はC大阪戦の試合後、「早稲田大学の方にも感謝したい」と笑顔を見せた。

 関東大学リーグ1部に所属する早稲田大は現在、残り3試合で2位の筑波大と勝ち点6差という首位独走状態。10日と17日にリーグ戦(最終節は日程未発表)を控えているが、名古屋の試合にどれほど合流できるかに注目が集まりそうだ。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP