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「結果を出している」鈴木優磨と「スペシャルなものを持っている」山中亮輔がA代表初選出

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日本代表に初招集されたDF山中亮輔(左)とFW鈴木優磨

 日本代表森保一監督が7日、都内で記者会見を行い、16日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(大分)、20日の同キルギス戦(豊田ス)に向けた日本代表メンバー23人を発表し、FW鈴木優磨(鹿島)とDF山中亮輔(横浜FM)がA代表に初招集された。

 10月のキリンチャレンジカップからメンバーの入れ替えは最小限にとどめた。肺気胸で離脱中のDF長友佑都(ガラタサライ)、追加招集だったFW川又堅碁(磐田)の2人が招集を見送られ、山中と鈴木を選出。残り21人に変更はなかった。

 森保監督は初招集の2人について「クラブで継続して出場している、特徴を発揮している選手なのかなと思っている」と指摘。「アジアのチャンピオンを目指す、力のあるチームで得点という結果も出しているし、前線の選手として存在感を発揮している」と評価する鈴木は、10日にテヘランでACL決勝第2戦を戦うが、FW金崎夢生の鳥栖移籍後は鹿島のエースとして攻撃を牽引してきた。

 森保ジャパンのFWはFW大迫勇也(ケルン)が絶対的なエースとして君臨する一方、これまでにFW小林悠(川崎F)、FW浅野拓磨(ハノーファー)、FW杉本健勇(C大阪)、FW北川航也(清水)、川又と多くの選手が招集されてきたが、負傷による離脱や不参加も目立ち、なかなか安定していない。今回招集されたのは大迫、北川、そして鈴木の3人。22歳のストライカーにとっては、ここで結果を残せば、一気に代表定着のチャンスも広がる。

 左サイドバックの山中は、長友の穴を埋める意味でも重要な存在だ。肺気胸で離脱中の長友は来年1月のアジアカップに間に合うかも不透明。DF佐々木翔(広島)のライバルとなる25歳のレフティーについて森保監督は「パフォーマンスに波のある選手だとは思うが、特徴、スペシャルなものを持っている。特に攻撃的な部分で、左利きを生かしてのプレー、クロスや攻撃に絡むプレーが今回の代表招集につながった」と期待を寄せた。

(取材・文 西山紘平)

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