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頼んだよ、伊藤達哉…森保監督がU-21代表の“A代表経験者”に期待すること

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9月のキリンチャレンジ杯でA代表に初招集されたMF伊藤達哉

 A代表メンバーが発表された同日、UAE遠征を行うU-21日本代表も発表された。その中には唯一のA代表経験者となるMF伊藤達哉(ハンブルガーSV)の名前があった。

 東京五輪世代の伊藤は今年3月に行われたパラグアイ遠征でU-21代表に初招集。続いて行われた5月のトゥーロン国際大会のメンバーに選出されたものの、負傷のために不参加となった。しかし、A代表を兼任する森保一監督は「A代表のグループに入っていいだけのパフォーマンスを見せている。まだA代表の中で結果として現れていないが、A代表に招集して見てみたい選手」として、9月のキリンチャレンジ杯に挑むA代表に伊藤を初招集した。

 北海道胆振(いぶり)東部地震の影響でチリ戦が中止となったこともあり、A代表デビューはお預けとなったが、A代表の先輩と寝食をともにして刺激を受け、「何となく見えてきた」(伊藤)とチームのスタイルにも順応しつつあったようだ。

 指揮官は、「A代表の経験をUAE遠征で発揮してもらいたいし、東京五輪世代の選手には刺激を受けてほしい」とピッチ内でのプレーに期待するだけでなく、「A代表を経験した伊藤達哉がUAE遠征に加わり、AFC U-19選手権で活躍した選手が東京五輪世代に入ってくる。A代表を経験した選手がどういうことをしてきたか伝わると思うし、各世代の融合を図っていきたい」とA代表を肌で感じた経験を下の世代に伝える役割にも期待を寄せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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