beacon

関東の強豪大学練習施設に潜入取材。東洋大を支えるケータリングサービス

このエントリーをはてなブックマークに追加

東洋大に潜入

 関東大学サッカーの強豪チームに迫るこの企画。第6弾は東洋大だ。今季は10番MF坂元達裕がモンテディオ山形への入団を内定。チームとしても初のインカレ出場が目前に迫っている。

東洋大サッカー部にお邪魔した


 東洋大グラウンドは、東武東上線朝霞台駅、JR武蔵野線北朝霞駅から徒歩10分に位置する朝霞キャンパス内にある。ただ選手の多くはメインキャンパスである白山キャンパスで授業を受けてから約1時間の移動時間をかけて練習場まで移動する。選手寮はなく、多くの選手はグラウンド近くで一人暮らしをしている。

周囲が暗くなった夜7時15分より全体練習が始まる


白山キャンパスで5限(~18時)まで授業を受けていた選手はダッシュで準備


J2大宮より派遣されている古川毅監督


 練習はオフとなる月曜日を除いて、平日は夜19時15分より開始。木曜日には試合形式の練習を実施し、週末の試合に備える。部員は各学年15名弱。少数精鋭で競争意識を高めて、技術向上に励んでいる。

しっかり体をほぐしてから練習に向かう


ポジション別に練習を行う


最後は実戦を意識した練習が行われていた


 サッカー部の部室は3階にある。その他、多くの運動部の部室がある。

ホッケー部などの部室も同じ階にあった


取材日前日に掃除してくれたという部室内。ありがとうございます!



 女子栄養大の協力を得て、3年前よりケータリングサービスを取り入れている。練習を終え、私服に着替えた選手が共有エリアに集合して食事をとる。一食なんと500円!一人暮らしの選手はもちろん、実家から通う選手もこのサービスを利用することが出来る。

事前にケータリングサービスを利用するかを申告する


茶色のボックスで毎日、温かい食事が運ばれてくる


取材日のメニュー


量もしっかりと決められている


導入当初に比べるとメニューも豊富になったという


そして今ではほとんどの部員が利用するようになった


 東洋大は今季、関東大学リーグで一時は降格圏に沈みながら、現在は7戦負けなし。見事な巻き返しで、残り3節となった関東大学リーグ戦で7位につける。初の大学選手権(インカレ)出場も現実味を帯びてきており、注目度はさらに高まりそうだ。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

TOP