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フランス代表を語るムバッペ、「クラブをはるかに上回る情熱があるんだ」

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FWキリアン・ムバッペが代表への思いを明かす

 パリSG所属のフランス代表FWキリアン・ムバッペがロシアW杯やフランス代表、そして欧州年間最優秀選手賞(バロンドール)への思いを語っている。8日、仏ラジオ『フランス・ブルー』がそのインタビューを伝えた。

 2015-16シーズン、当時16歳だったムバッペはモナコでプロデビュー。そして翌シーズンにはモナコの17年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。UEFAチャンピオンズリーグでも準決勝進出の原動力となり、欧州屈指のヤングプレーヤーとしてその知名度を飛躍的に向上させた。

 そしてさらに世界中にその名を知らしめたのがロシアW杯だ。フランス代表の背番号10を背負った19歳は全7試合に出場。そのスピードと巧みな足技で4ゴールを挙げて世界の頂点に到達し、大会最優秀若手選手に輝いた。

 栄光の瞬間からもうすぐ半年が経つ中で、ムバッペは「休暇中だったからゴールシーンとセレモニーは観返したけど、試合全体は観ていないんだ。パリSGに戻ってようやく、W杯が終わったことや優勝したことが理解できたよ」と実感はゆっくり訪れたことを明かす。

 フランス代表は1998年の優勝から2度目の頂点に。チャンピオンとして、「私たちは自らの存在のために、勝ち続けなければいけない」とその自覚を語っている。

「小さな頃から私たちにとって、フランス代表は究極の目標だった。もちろん私たちはメガクラブでプレーしたいし、私はそのうちの一つに所属している。でも代表でのプレーすることは特別でクラブとは異なる。パリSGにも100%のクオリティを注いでいるけど、代表にはそれをはるかに上回る情熱があるんだ」

 自身のアイドルについて、「若い頃は(ジネディーヌ・)ジダンだった。でもたくさんいて、ロナウドもロナウジーニョも…そして10代の頃にはクリスティアーノ・ロナウドにハマった。部屋中にポスターがあったんだ」と語るムバッペ。アイドルたちが獲得したバロンドールへの思いも口にしている。

「やることはやったし、後悔はない。私にとってバロンドールは毎年の進歩を意味している。私は初のW杯で7試合に出場し、私たちは想像よりもさらに良い結果を残した。しかし今年はとてもホットで、この賞に値する選手はたくさんいる。W杯優勝国の選手が得られるとは限らないと思うよ」

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