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史上5クラブ目のJ1連覇に感慨…小林悠「フロンターレの黄金期じゃないけど…」

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FW小林悠がチャンピオンシャーレを掲げる

[11.10 J1第32節 C大阪2-1川崎F ヤンマー]

 キャプテンとして連覇の難しさと、その喜びをかみ締めた。前節の柏戦(○3-0)で負傷し、左眼窩底骨折と診断された川崎フロンターレのFW小林悠はスタンドから試合を観戦。チームメイトに声援を送り、勝利を祈った。

 試合には敗れたが、2位広島も負けたため、連覇が決定。試合後の優勝セレモニーで最初にチャンピオンシャーレを掲げたのはこの日ゲームキャプテンを務めたDF谷口彰悟だったが、その後、選手たちはチャンピオンTシャツに着替え、スタッフと一緒に今度は小林がシャーレを高々と掲げた。

 最終節の逆転劇で初優勝を決めた昨季と比較し、「今年のほうが難しかった」と振り返るキャプテンは「(対戦相手に)対策を練られているなというのは感じた。難しさはあったけど、それをかいくぐって勝てた試合もあった」と胸を張る。

 追う立場から追われる立場となったチャンピオンチーム。シーズン序盤は広島の独走を許し、5月には今季最大となる勝ち点13差をつけられた。それでも、じわじわと勝ち点差を詰め、9月29日の長崎戦に勝って首位に返り咲き。その後は一気に広島を突き放し、勝ち点7差を付けて連覇を決めた。

 J1での連覇は93、94年のV川崎(現東京V)、00、01年の鹿島、03、04年の横浜FM、07~09年の鹿島、12、13年の広島に続いて6度目で、史上5クラブ目。「フロンターレの黄金期じゃないけど、常勝軍団というか……」。そう夢を膨らませる小林は「来年も3連覇、複数タイトルを目指してやっていきたい」と、07~09年の鹿島以来、史上2度目の3連覇を堂々と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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