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MVP→初V→連覇…今なお進化する中村憲剛「こんな幸せな38歳はいない」

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チャンピオンシャーレを手に持つMF中村憲剛

[11.10 J1第32節 C大阪2-1川崎F ヤンマー]

 38歳になっても、なお進化の途中だ。史上5クラブ目となるJ1連覇を達成した川崎フロンターレのMF中村憲剛は「去年、やるべきことはある程度見えた。今年はその追求、それだけだった」と言う。相手はJ1王者を十分に研究し、対策を練ってくる。この日は引いて守るC大阪を攻めあぐね、8試合ぶりの黒星を喫した。それでも、シーズンを通して見れば2位広島に勝ち点7差をつけ、2試合を残して2年連続2度目のリーグ制覇を決めた。

「相手が分析してきても、勝ち点を取れることが増えた。一人ひとりが質を上げることで、グループ、チームの質が上がる。自分たちがやるべきことをやれば、違う次元に行けると思っているし、それを目指せる環境にある。自分たちが目標を高く持ってやることが大事だと、今日負けてあらためて思った」

 中村自身、理想を追求する中で新たな発見もあった。「このチームでやるべきことは攻撃以上に(守備の)スイッチャーになること」。守備の第一歩となるプレスのスイッチ役。「自分がプレッシャーに行って、後ろが(ボールを)取ってくれる。ショートカウンターで点を取る楽しさを、この年齢で初めて覚えた」。16年に史上最年長の36歳でMVPに輝き、17年に悲願の初タイトル。そして今年はJ1連覇を成し遂げた。

「続けるって大事だなと。(気持ちが)折れかけたことは何回もあったけど、(タイトルを)取っていないことがモチベーションになっていたし、取ることが(次の)モチベーションにもなった。なんでもモチベーションになるんだなと」。そう笑った38歳は「結局は自分次第。『もういいか』って思えばそれまで。来年も(タイトルを)取りたいと思うし、後輩たちのためにもこれをフロンターレの日常にしたい」と力を込めると、「幸せな38歳だと思う。こんな幸せな38歳はいない」と喜びをかみ締めた。

(取材・文 西山紘平)

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