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UAE遠征は自分で決めた…GK小島亨介、「今日しかなかった」早稲田大で歓喜味わう

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GK小島亨介が優勝を決めてUAE遠征に向かう

[11.10 関東大学L1部第20節 早稲田大2-1東京国際大 フクアリ]

 終盤に好セーブを連発し、早稲田大を3年ぶりのリーグ王者に導いたGK小島亨介(4年=名古屋U18/大分内定)は「いいセーブを見せられてよかった。今日しかなかったので本当に良かった」と笑みをこぼした。

 今日しかなかった。小島は7日に発表になったUAE遠征を行うU-21日本代表に招集された。11日に出国、21日までの遠征のため、17日に行う順天堂大戦への出場は不可能。次戦まで優勝の可能性を持ち越せば、仲間と優勝の瞬間を共有できない可能性が出ていたのだ。

 ただ遠征参加は、自らの決断でもあった。代表招集の打診を受けた際に「多少の葛藤はあった」というが、外池大亮監督に相談すると、「最後は自分で決めろ」と言われた。「最初はチームのことがどうかなと思ったんですけど、ほかのGKも頑張っている」。決断を伝えると、外池監督も快く送り出してくれたという。

 東京五輪出場への強い意欲を持つ小島。東京五輪出場を視野に入れた進路選択もした。GKという特殊なポジション、一つしかないポジションに座るには、これからも存在感を見せ続けて行くしかない。

 今遠征ではU-19日本代表のGK谷晃生(G大阪)も参加予定。下の世代からの突き上げに大いに刺激を受けている。「始めて代表で一緒になるので楽しみ」と“挑戦状”を受け取ったU-21日本代表の守護神は、「負けないように頑張ってきます」と力強く意気込んでいた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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