beacon

アトレティコが奇跡の逆転勝利!負傷しながら逆転弾のゴディン「シメオネがピッチに残れって」

このエントリーをはてなブックマークに追加

負傷しながらもディエゴ・ゴディンが決勝点

 10日のリーガ・エスパニョーラ第12節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのビルバオ戦に3-2で勝利した。

 本拠地にバスクの古豪アスレティックを迎えたアトレティコは、36分にFWイニャキ・ウィリアムスに先制点を許し、61分にMFトマス・パールティが同点弾を決めるも64分に再度I・ウィリアムスに勝ち越し弾を奪われた。

 苦しい展開を強いられるアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は早い段階で交代カードを使い切ったが、直後にDFディエゴ・ゴディンが左足を負傷。ゴディンは左足を引きずりながら前線でプレーし、センターバックはトマスとMFサウール・ニゲスが務めることになった。

 ハチャメチャな布陣のアトレティコだったが、ここからドラマを起こす。まず80分、トマスのCKにMFロドリが頭で合わせて同点に追いつくと、後半アディショナルタイムにゴディンのゴールで逆転。91分に迎えたペナルティーエリア手前からのFK、トマスがエリア内右に送ったボールをサウールが折り返し、そこからFWアントワーヌ・グリーズマンがジャンピングヒールパスを繰り出すと、フリーとなっていたウルグアイ代表DFがヘディングシュートを突き刺した。副審はオフサイドと判定したが、ゴディンは余裕の表情で主審や副審に向かってVARと相談しろのジェスチャー。結局オフサイドは存在せずにゴールは認められ、アトレティコが奇跡的な逆転勝利を果たしている。

 2試合ぶりに勝利したアトレティコは、勝ち点を23として暫定で2位に浮上。翌日にベティス戦に臨む首位バルセロナとは、勝ち点1差となっている。

 なお、この勝利の立役者となったゴディンは試合後、次のように語った。

「ウィリアムスの2ゴール目の場面で足を壊した。ピッチから去ろうとしたけど、もう交代枠がなくて残ることになったんだ。チョロ(シメオネ監督)から前線で相手の邪魔をするために残れと言われた」

「負傷箇所?肉離れを起こしている可能性がある。おそらく20日間から1か月の離脱になるだろう。自分の体のことは、自分が一番分かっているさ。深刻なものにならないよう、できる限りがんばらないように努めたよ。でも、最後には褒賞を得ることができた」


●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP