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王者から唯一の日本代表…守田英正「それに見合うプレーを」

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追加招集で日本代表に合流したMF守田英正

 史上5クラブ目のJ1連覇を達成した川崎フロンターレから唯一の日本代表選出となった。追加招集で9月以来の代表復帰を果たしたMF守田英正(川崎F)が合宿2日目の練習から合流。「優勝して自分だけが選ばれた。それだけの期待感があるだろうし、それに見合うプレーをしないといけない」と表情を引き締めた。

 森保ジャパンの初陣となった9月の代表戦でMF大島僚太(川崎F)、MF山口蛍(C大阪)がケガのため参加を辞退し、守田とMF天野純(横浜FM)が追加招集で日本代表に初選出された。守田は9月11日のコスタリカ戦(○3-0)に後半37分から右サイドバックで途中出場。A代表デビューを果たしたが、10月の代表戦では招集を見送られた。

 今回も7日のメンバー発表時点では守田の名前はなかったが、MF青山敏弘(広島)の負傷辞退により追加招集された。同じポジションにはチームメイトの大島もいるが、J1王者から選出されたのは23歳の大卒ルーキー。これには「代表では(複数のポジションをこなせる)マルチな部分、サイドバックもできるというのもあって選ばれていると思っている」と自己分析した。

「個人としてはあくまでボランチの座を取れるように頑張りたい」と、ボランチへのこだわりを口にしながらも、ユーティリティーな部分が評価されているとの自覚もある。「自分がどこで勝って、どこで負けているかは理解している。どういう差し引きで自分が選ばれたのかは分からないけど、マルチな部分が大会ではプラスになる。そこは出していきたい」。来年1月のアジアカップも見据え、与えられたポジションで自分の力を出し切る決意だ。

(取材・文 西山紘平)

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