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出場校チーム紹介:関西学院(兵庫)

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関西学院高は50年ぶりに選手権出場を果たした

第97回全国高校サッカー選手権

関西学院高(兵庫)

|関西学院高関連ニュース


関西学院高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 0-2 星稜高(石川)
■出場回数
50年ぶり10回目
■過去の最高成績
4強(61年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
国体4強(57年)
■監督
山根誠
■主将
MF林幹太(3年)
■今季成績
[総体](県8強)
県準々決勝 1-4 神戸弘陵高
[リーグ戦]
兵庫県1部リーグ2位(11勝5分2敗)
[新人戦](県3回戦敗退)
県3回戦 0-1 明石南高

■予選成績
2回戦 11-0 尼崎西高
3回戦 1-0(延長)芦屋学園高
準々決勝 4-1 市立尼崎高
準決勝 3-0 市立西宮高
決勝 2-1 県立尼崎高
■都道府県予選決勝布陣図&決勝メモ
[4-1-4-1]
      望月想空
林幹太         杉浦篤生
   中出湧大 唐山明大
      小山亮
福島淳平        志水隆聖
   三輪愛大 網谷周世
      衣笠吉彦

[決勝メモ]
 関西学院と同じく西宮市内、それも近隣に位置する県立西宮高との決勝戦。関西学院は前半15分、インターセプトから左サイドへ展開すると、MF林幹太(3年)が局面を打開する。最後はラストパスをMF唐山明大(3年)が1タッチで合わせて先制ゴールを奪った。関西学院は21分にも縦へのスピードでDFを振り切った林のクロスを唐山が合わせて2-0とする。県立西宮は効果的な攻撃で徐々に流れを引き寄せると後半10分、MF中島快(3年)が獲得したPKをMF赤木恵(3年)が決めて1点差。さらに縦への速い攻撃を徹底する県立西宮の前に関西学院は苦戦を強いられたが、DF三輪愛大(2年))、CB網谷周世(2年)を中心に粘り強く守り抜き、2-1で半世紀ぶりの全国切符を勝ち取った。

MOM:MF林幹太(3年)
「成長した主将が鋭い突破から2ゴールを演出」

■予選取材記者(森田将義氏)チーム紹介
半世紀ぶりの全国挑戦
 半世紀ぶりに選手権の扉を開いた。予選決勝で涙を飲んだ昨年のリベンジを誓ったが、今年は新人戦、インターハイ予選ともに上位に食い込めなかった。浮上の兆しを見せたのは、夏以降だ。選手権予選に向けて、中盤を厚くするために従来の4-4-2から4-1-4-1へとシステムを変更。チームの武器であるMF林幹太(3年)と杉浦篤生(2年)が見せるサイドからの仕掛けをMF唐山明大(3年)と中出湧大(3年)が中央で合わせる形が整備された。失点の多さが課題だった守備も、1年目から定位置を掴んだDF三輪愛大(2年)と網谷周世(2年)のCBコンビを中心に粘り強さを増し、予選では2失点。唐山は、「攻撃力が高いと言われがちだけど、CB二人がしっかりしているからこその攻撃」と口にする。全国でも粘り強く戦えれば、勝機は十分あるはずだ。

編集部+α
 関西学院が選手権に初出場したのは大正9年度(1920年度)の第4回大会だ。当時の名称は関西学院中学部。全国高校選手権も「日本フットボール大会」(第1回から第8回まで)として関西を中心に開催されていた時代だ。大正時代に4度出場した関西学院はその後2度の全国出場を挟み、昭和36年度(1961年度)大会で刈谷高(愛知)などに勝ってベスト4進出。今回は初戦で習志野高(千葉)に2-3で競り負けた昭和43年度(1968年度)大会以来の選手権出場となる。

■予選取材記者(森田将義氏)注目選手
“関学の門番”
DF三輪愛大(2年)
「身長は173cmだが、パートナーを組むDF網谷周世(2年)に負けじと磨いた競り合いの強さはピカイチ。奪ってからの持ち上がりや展開など攻撃での貢献度も高い」

突破力とシュート力特長のSH
MF林幹太(3年)
「本職はSBだが、突破力とシュート力を買われ、左MFにコンバート。1歳上のMF渡邉裕斗(現・関西学院大)を参考にした鋭い仕掛けで好機を生み出す」

ゴール前へ飛び出すMF。弟はアジア優勝メンバー
MF唐山明大(3年)
「ポジショニングの良さが光る気の利くボランチだが、システム変更を機にトップ下に入り、飛び出しの意識が向上。決勝では2得点をマークした。弟はU-16日本代表のFW唐山翔自(AFC U-16選手権優勝メンバー)」

■過去の全国大会成績
【68年度 第47回(1回戦敗退)】
1回戦 2-3 習志野高(千葉)
【64年度 第43回(2回戦敗退)】
1回戦 2-0 富山一高(富山)
2回戦 0-1 藤枝東高(静岡)
【61年度 第40回(4強)】
1回戦 6-1 刈谷高(愛知)
2回戦 5-0 高知農高(高知)
準々決勝 3-1 甲賀高(滋賀)
準決勝 0-3 山城高(京都)
【58年度 第37回(8強)】
1回戦 3-0 日立一高(茨城)
2回戦 3-1 遠野高(岩手)
準々決勝 0-3 山城高(京都)
【36年度 第18回(1回戦敗退)】
1回戦 3-4 京都師範(京都)
【24年度 第8回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 市岡中(大阪)
【22年度 第6回(1回戦敗退)】
1回戦 1-2 関西学院高等部(兵庫)※現関西学院大
【21年度 第5回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 神戸二中(兵庫)
【20年度 第4回(8強)】
1回戦 0-0(GK)八幡商(滋賀)※大会規定により勝利
準々決勝 0-3 御影師範(兵庫)

■登録メンバーリスト
1 GK 衣笠吉彦(2年)
2 DF 志水隆聖(2年)
3 DF 三輪愛大(2年)
4 DF 網谷周世(2年)
5 MF 林幹太(3年)
6 MF 小山亮(3年)
7 MF 中出湧大(3年)
8 MF 唐山明大(3年)
9 MF 杉浦篤生(2年)
10 FW 望月想空(2年)
11 FW 山本健太郎(3年)
12 DF 茂木琉成(3年)
13 MF 山本清志郎(3年)
14 DF 西田光岐(3年)
15 FW 蓮尾汰一(1年)
16 DF 下田倫太郎(1年)
17 FW 田川翔太(1年)
18 FW 井田圭哉(2年)
19 MF 鯛島海大(2年)
20 GK 谷口颯月(2年)
21 FW 田村嘉悠(3年)
22 DF 上田雅人(3年)
23 MF 山口隆之介(2年)
24 DF 福島淳平(1年)
25 GK 西村直泰(3年)
26 MF 吉田直人(1年)
27 MF 藤田喜也(1年)
28 MF 馬渕竜希(1年)
29 FW 坂本龍之介(1年)
30 GK 市野真生(1年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2018

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