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憧れの川口能活、元同僚・梶山が引退へ。想いを語った権田修一「残された僕は…」

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2人の引退に想いを語ったGK権田修一

 幼少期から憧れていたGK川口能活(相模原)、足掛け8年間にわたって共にプレーしていたMF梶山陽平(新潟)——。日本代表GK権田修一にとって2018年11月14日は、先輩選手の“引退”と向き合う一日になったようだ。「僕はそんなに若いほうだと思っていない」という30歳の守護神は「残された僕は悔いのないようにしないといけない」と述べた。

 合宿3日目の14日、日本サッカー界では2つの引退トピックが世間の注目を集めた。日本代表のゴールを長年にわたって守り続けた川口が引退会見を開き、FC東京の10番として人気を集めた梶山が現役引退を発表。同じポジションのレジェンド、そして同じクラブで育った先輩に縁のある権田は、率直な想いを語った。

 幼少期を神奈川県で過ごした権田にとって川口は「小さい頃から憧れていた」という存在。日本人のGKとして初めてW杯のピッチに立った偉大なパイオニアを「能活さんに憧れて低いパントキックを蹴ったり、能活さんに憧れてボールに飛び込んでいくようになったキーパーは多いんじゃないかと思う」と仰ぎ見る。

 引退会見の記事は練習にやってくる途中に見たそうで、「若いGKを育てていきたい」という言葉に胸が踊ったという。「日本人GKとしてW杯に出たのは3人しかいなくて、その中の1人。海外移籍も経験していて、J1、J2、J3でもプレーしている。あらゆるものを経験した能活さんが育てる選手が、どうなるのか楽しみ」と期待を寄せた。

 また、現在はFC東京から新潟に期限付き移籍中の梶山については「自分が代表に来るたびに、何で梶山選手が代表に入れないんだって思うくらいに上手かった」と懐かしむ。「面白い感覚を持った選手なので、ああいう選手が第二の梶山を育ててくれると楽しみ」と述べつつ、「一緒にやってきた選手が引退するのは悲しい」と本音を明かした。

 そんな2人を節目に刺激を受け、自身はこの日本代表生活で「レベルが高いところでやらせてもらっているので、無駄にしてはいけない」と意気込んでいる。「引退会見の時に川口選手くらいに胸を張って、堂々と『次世代の選手を育てたい』と言って説得力があるような選手になりたいですね」。

 過去のW杯に出場した選手は川口に加え、GK楢崎正剛(名古屋)、GK川島永嗣(トゥールーズ)の3人のみ。「国際レベルのGKはほとんどいない」と指摘した権田は「日本はその3人じゃなきゃ…と言われたらそれまで。プレッシャーに感じるのではなく、僕、東口くん(GK東口順昭)、ダン(GKシュミット・ダニエル)の良さをそれぞれ出して、それぞれの形でつくっていければ」と次なる大舞台に視線を向けていた。

(取材・文 竹内達也)

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