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同性愛者への理解示すジル、「カミングアウトの難しさはよくわかる」

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FWオリビエ・ジルーが性問題と向き合う

 チェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーは、サッカーはまだ同性愛者の選手を受け入れる場所ではないと考えている。15日、『スカイ』が伝えた。

 現在フランス代表でプレーしているジルは、フランスの同性愛者の雑誌のカバーを前に掲げ、問題提起をおこなった。元ドイツ代表であるトーマス・ヒツルスペルガー氏が同性愛であることをカミングアウトしたのは2014年の頃。目的は「プロスポーツに携わる人達のなかで、同性愛に関する議論を前に進めるため」だった。

 ジルはヒツルスペルガー氏の話に心を動かされたと話すものの、サッカー界は依然として安心してカミングアウトできる場所ではないと感じている。フランス『ル・フィガロ』のインタビューに対し、ヒツルスペルガー氏の発言には「とても心を震わされた」としつつも、次のように続けた。

「もしも僕が彼だったら、サッカー界で自分の性的志向を明かすのはできなかった。ロッカールームは本当に男臭くて、一緒の部屋にいるしシャワーもまとめて入る。変に感じるかもしれないけどそういうものなんだ」

「ゲイの人たちがカミングアウトすることへのつらさや難しさはよくわかる。僕自身はまったく気にしていない」

「アーセナル時代に、ゲイコミュニティをサポートするために『虹色の靴紐』を身につけるようお願いされて、実際にやったことがある。この問題についてはサッカー界も改善すべきところが多い。少なくともそう言わざるをえないね」

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