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運命の一戦を前に…W杯準優勝後の難しさを語るクロアチア指揮官「全員のターゲットになった」

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大一番に向けて意気込みを語ったズラトコ・ダリッチ監督

 クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督は、間近に迫ったイングランド代表との大一番に向けて意気込みを語った。

 今夏のロシア・ワールドカップで、史上初めて決勝に進出したクロアチア。大会終了後にFWマリオ・マンジュキッチら主力選手数名がチームに別れを告げる中、一時期は苦しんだ時期もあったが、UEFAネーションズリーグでは決勝トーナメント進出をねらえる位置につけている。

 18日には、イングランドと運命の最終節に臨むが、ダリッチ監督はW杯後の難しさを語った。

「W杯で準優勝を果たした後、誰もが良い試合をして我々を倒そうとしてきた。簡単ではなかったね。全員のターゲットとなっているが、我々は戦って、戦って、戦わなければならないんだ」

「ネーションズリーグの最初は、W杯後に新たな大会へと準備するのは難しかった。だが、我々はこの先4年間世界で2位であるということを受け入れなければならないし、最善を尽くしてこの名声を保たなければならない」

 ウェンブリー・スタジアムで戦うイングランドとは、W杯のベスト4で対戦した相手。前回対戦では延長戦の末に勝利したクロアチアだが、ダリッチ監督は気を緩めていない。

「過去3~4か月で3度対戦したが、どの試合も良いゲームだった。ウェンブリーで世界でも有数の国と試合できるのは素晴らしいね。これは我々の夢であるし、ネーションズリーグは新たな目標だ。首位の座を争う一戦は、非常にオープンで、タフで激しい試合になるだろう」

 この重要な一戦を前に、クロアチアでは主力のMFイバン・ラキティッチが負傷離脱。ダリッチ監督は「チームの心臓だが、危険な冒険はしたくない」と語りつつ、選手への信頼を口にした。

「我々はイングランドではないし、スペインでもないので、簡単な状況ではない。選手がたくさんいるわけではないからね。だが、私は選手を信じているし、ウェンブリーで戦うことに特別なモチベーションはいらないだろう」

 現在リーグAのグループ4で、勝ち点4でイングランドと並ぶクロアチア。グループ全日程を消化した首位スペインとは2ポイント差となっており、この試合で最終順位が決まる。勝てば決勝トーナメント進出だが、敗れればリーグBに降格。運命の一戦は、どのような決着を迎えるのだろうか。

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