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日本vsキルギス 試合前日の森保一監督会見要旨

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キルギス戦に向けて公式会見に臨む森保一監督

 日本代表は19日、試合会場の豊田スタジアムで公式練習を行い、20日のキリンチャレンジカップ・キルギス戦に向けて最終調整した。練習前には森保一監督が公式会見に出席した。

以下、森保一監督会見要旨

森保一監督
―明日のメンバーはベネズエラ戦からどれぐらい代える考えか。
「ベネズエラ戦からは大幅にメンバーを代えてキルギス戦に臨みたいと思う。より多くの選手を起用したい、プレーを見たいということで変更したい。ただ、最終的にどれだけ代えるかは今日の練習を見て決めたい」

―アジアでの戦い方は別だと話していたが、明日は戦術的にどういう変化をもたらす考えか。
「ロシアW杯をスタッフとして経験して、これまでの自分の経験の中でアジアの戦いは別々に考えなければいけないと思っている。選手と話しても、選手の中にもそういう意識はある。ただし、相手がより我々に合わせてくる、我々に対する対策がされるということで臨まないといけないが、我々がやろうとすること、これまで9月のキリンチャレンジカップから積み上げてきたものをまずは明日のキルギス戦、アジア勢との戦いの中でもトライしていきたいと思っている。アジア以外の世界の相手とアジアでの戦いは違うと想定しながらも、我々が目指すものはしっかり出していきたい」

―攻撃でもう1セットぐらい選手層をアップさせたいと話していたが、形は同じで選手を入れ替えるのか、2トップや2シャドーなど別の形も模索しているのか。
「先日の質問に対する私の受け答えだが、攻撃の質問をされたので攻撃でもう1セットと話したが、チームとしてもやはり2チーム分、それ以上の選手層を持って戦えるようにしたいと思っている。攻撃の部分でも、9月のキリンチャレンジカップからより長い時間、一緒にプレーしている選手たちがいるが、その選手たちがだれとでもコンビを合わせられるように、連係連動できるように、より多くの選手に絡んできてもらえるようにしたいと思っている。攻撃のシステム的な形としてはこれから考えていきたいが、まずはより多くの選手がだれとでも連係連動できるように、一人でも多くの選手に絡んでもらえるように、選手層を厚くしていきたい」

―今年最後の試合で、アジアカップ前最後の試合にもなるが。
「アジアカップに向けて日本代表としては最後のキリンチャレンジカップの試合となる。準備という部分でも国際親善試合は最後になるが、まずはチーム力をしっかり上げていけるように戦術の浸透を図っていき、我々がレベルアップすることを明日の試合でも考えて臨みたい。そうすることによってアジアカップでもより良い戦いができると思うので、まずは明日の試合に集中して、次につながる試合をしたいと思っている」

―キルギス戦はアジアカップで対戦するトルクメニスタンを想定しての試合になるか。
「アジアカップを見据えてということでマッチメイクしてもらった戦いになる。相手のことを分析して、相手を知ったうえで戦わないといけないが、今我々に何ができるのか、どういうところを上げないといけないのか、戦術浸透の部分をしっかりやったうえで明日の試合に臨みたい。中央アジアのチームについては、球際のところが激しく厳しく、そこから試合のペースを握っていく、個の技術がしっかりしているという印象がある。明日のキルギスに関しては堅い守備ができるチームで、堅い守備から素早い攻撃を仕掛けてくる印象を持っている」

―若い選手の活躍が目立つが、経験ある選手に期待していることは。
「9月からの日本代表の活動において若い選手に話題性がより多くあるということはあると思うが、チーム全体として全員がいいトライをする、成長したいという気持ち、日本代表を強くしたいという気持ちを持って臨んでくれていると思う。若い選手が躍動できているのは経験のあるベテランの選手たちが経験の浅い若い選手たちに思い切りプレーをさせてあげる環境づくりをしているからこそで、チームとしてそのバランスは非常によく、これまでは日本代表チームとしての活動ができているのかなと思っている」

―アジアカップの選手選考で今まで呼んだことのない選手を呼ぶ可能性はあるのか。
「それはもちろん可能性としてはあり得ると思っている」

(取材・文 西山紘平)

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