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「目標はありません」会場沸かせた岐阜工主将、「目標を持たずにという意味で…」

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インタビューに答える岐阜工の森龍主将(写真協力『高校サッカー年鑑』)

 組み合わせが決まり、48代表の代表者が壇上でそれぞれ意気込みを語った。「目標はありません」。岐阜工高(岐阜)の主将FW森龍(3年)の一言に会場が沸いた。

 真意を問うと単純なもの。「目標は持たずにという意味です」。会場の反応には苦笑いだったが、「先輩方はいっぱい出ているんですけど、僕らの代は出たことがない。一つずつ勝てるように頑張りたい」と謙虚に意気込む。

 初戦の相手は立正大淞南高(島根)に決定。「強豪校に当たってしまったなとは思いますけど、どこを引いたとしてもやるしかない。みんな頑張ってくれると思います」と仲間を信じる。

 岐阜工も過去に準優勝の実績を持つ伝統校。「伝統的に守備は教え込まれていて強いんですけど、今年はさらに一人ひとりの技術が例年よりもしっかりしている。個人の技術で打開できるチームだと思います」という自信を胸に、4年ぶりに選手権のピッチに立つ。
 
(取材・文 児玉幸洋)
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