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2年連続で青森山田VS草津東が実現…10番檀崎「タレントで勝負するわけじゃない」

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青森山田MF檀崎竜孔と草津東GK加藤直(写真協力『高校サッカー年鑑』)

 2年連続で同カードが実現した。またも2回戦からの登場で来年1月2日に青森山田高(青森)と草津東(滋賀)が激突する。抽選後、2年連続10回目の出場となる草津東のキャプテンGK加藤直(3年)は「青森山田にリベンジできる機会を得られてうれしい」と力強く言い切った。

 まさかの再戦に「なかなかの抽選の確率で…」と苦笑した牛場哲郎監督も「加藤が言ってくれたようにリベンジですね」と気を引き締める。今年1月2日の選手権で青森山田に0-5で敗れたところから新チームはスタートした。

 昨年度はMF郷家友太(神戸)やFW中村駿太(山形)、今年度は札幌内定MF檀崎竜孔(3年)、福岡内定のU-19日本代表DF三國ケネディエブス(3年)らを擁する青森山田。注目選手との対戦にも「ある程度免疫はある」と牛場監督。「立ち上げから1年間の成長を試すことができる。思いきりぶつかっていきたい」と雪辱を誓った。

 対する青森山田は22年連続24回目の出場。10番を背負うキャプテン檀崎は「去年も対戦したけど、今年の草津東はまた違ったチームだと思う。ミーティングを重ねてまずは初戦を突破したい」と慢心はない。昨年度は長崎総合科学大附高(長崎)に敗れて3回戦で敗退し、「総科にリベンジしたい気持ちもある」という。「自分たちの代は個性が強いけどタレントで勝負するわけじゃない。一人ひとりがチームのために戦いたい」と組織としての強さも発揮し、2大会ぶりの頂点を目指す。

 プレミアEAST2位の青森山田は優勝争いの真っ只中。3節を残し、25日に対戦する鹿島ユースとの首位攻防戦に勝利すれば、勝ち点を1差に縮められる。黒田剛監督は「草津東はもちろんリベンジに燃えてくる」と警戒しながらも、「プレミアが終わってから選手権に向けて準備をしたい」とまずは目の前の試合に集中する。

(取材・文 佐藤亜希子)
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